トニー・ウーについて
もともと視覚芸術を愛し、海の世界にも強く惹かれていたことから、1995年以降はその両方を満たせる水中写真家の仕事に没頭する。以来、世界の名だたる賞を次々と受賞。とりわけ大型のクジラに関する写真と記事が人気で、定評がある。多くの人に海の美しさを知ってもらい、同時にその保護を訴えることが、写真と記事の主眼になっている。日本ではフォトジャーナリズム月刊誌『DAYS JAPAN』(デイズ ジャパン)の2018年2月号に、マッコウクジラの写真と記事が掲載された。英語や日本語による講演などもたびたび行なっている。
写真家トニー・ウーさんの「トニーと海の物語」第4回です。これまでの3回とはちょっと違った海の生き物の登場です。どんな小さな生命にもそれぞれの営みがあって、少しアングルや立ち位置を変えると今までには見えていなかったものが見えてくる、気づかなかったことに気づかされる、そんな海の中の小さなそして大切な物語「不機嫌そうなジョーフィッシュ」の始まりです。
写真家トニー・ウーさんの「トニーと海の物語」第3回です。蒸し暑い熱帯地方の夜、静まり返った海底の闇の中にトニーさんが一人降りて行きます。そこで一体何を見たのでしょうか。私たちは目の前にいる生き物たちのことを誤解しているのかもしれません、そうトニーさんが語りかけます。「見かけは当てにならない」とのことですが、まずは今回の写真をじっくりとご覧ください。そしてトニーさんの声にそっと耳を澄ましてみてください。
写真家トニー・ウーさんの「トニーと海の物語」第2回です。今回も、生き物たちの鼓動が聴こえてきそうな、ほんの少し指を伸ばせばそこに触れられそうな、そんな気持ちにさせてくれる写真と文章です。海の中は私たちの知らない不思議な出会いで満ちています。知的でユーモラスで人なつっこく、好奇心旺盛でとても表情豊かなアシカくんとトニーさんとの交歓。海の森の中で起こった一期一会をお楽しみください。
今週から写真家トニー・ウーさんの新企画が始まります。「つくりら」はビューティフルライフを提案する一環として、トニーさんの写真と文章を体験していただこうと考えました。トニーさんが海で間近に接してこられた生き物たちの表情や、声なき声を体感してください。大自然や生き物たちへの愛情と感動に、きっと共感していただけると思います。ほかでは見られない海の生物たちの貴重な神秘の瞬間にぜひともお立ち合いください。