更新日: 2018/11/13
撮影:奥 陽子 文:つくりら編集部
つくりら文化祭の原点は、何を隠そう、この島野真希さんと前田有紀さんのコラボレーションワークショップなのです。お二人のワークショップをSNSで発見し、その心地よい空間と楽しそうな雰囲気に釘づけになりました。そして島野さんに「次回はぜひ参加させてください!」と懇願。さわやかな初夏の風が薫るころ、晴れてnaturamさんで開かれたワークショップに参加し、「花とカリグラフィー」として取材までさせていただいたのです。
それから半年後。つくりらとしてお二人のワークショップを開催させていただけたことが夢のようです。しかも憧れのレストラン、naturamさんの空間で!
お二人のレッスンは、島野さんのカリグラフィーから始まります。テーブルにはカリグラフィーのセットがずらり。
生徒さん一人ひとりのお名前が書かれた席札には、ユーカリをひと枝。さりげないしつらいに俄然気分があがります。
ボックスカリグラフィーのお見本とカラーパレットをディスプレイしたテーブル。ワークショップで使うのは大きいボックス。色はホワイトです。隣りにはブーケのアレンジに使う色とりどりの花が。
窓際には、生徒さん分のボックスがスタンバイ。「下書きあり」を選択した方の多いこと!
カリグラフィーのペンの持ち方や扱い方を説明する島野さん。
ガイドシートで練習したら、いよいよボックスに書いていきます。島野さんの下書きがあるとはいえ、球面に書くのはなかなかコツがいります。
書き始めるとふつふつとわき上がる疑問や迷い。そんな質問にわかりやすく答える島野さん。アドバイスをもらうと不思議とリラックス。安心して書き進められます。
カリグラフィーのレッスンが終了すると、前田さんにバトンタッチ。静謐なしつらえから一転、テーブルは彩り豊かな花々であふれます。
見本のブーケを手に取りながら、説明する前田さん。主役のダリアに負けず劣らず、秋の草花ももりもりです。
みなさんのでき上がったブーケを見ながら、アドバイス。
ブーケができ上がったら、ボックスと合体です。みなさんのボックスが一列に並ぶとどうでしょう、この迫力!
ブーケの形もカリグラフィーもみんなちょっとずつ違います。
カリグラフィーとブーケづくりが終わると、楽しいランチタイム。スパークリングドリンクで乾杯です。ひと仕事終えたあとのこの瞬間の嬉しいこと!
前菜は、軽く炙った秋刀魚のマリネ。アボカドのピュレとハーブのサラダです。ピンク色のソースはフランボワーズ。
こちらはメインディッシュ。紅くるり大根とビーズの赤でなんとも鮮やか。お肉は総州古白鶏(そうしゅうこはくどり)のバロティーヌ。ビーツのピュレとアロマポテト、舞茸のソテーと紅くるり大根を柚子胡椒の香るジュレで。
このあとスイーツもたっぷり堪能したところで、そろそろお開きに。
花とカリグラフィー、そこに美味しいお料理が加わって、なんとも嬉しいトライアングルのワークショップ。「はじめまして」のよそよそしい間柄も、ワークショップでわいわい、ランチをほおばってのおしゃべりで、自然と距離も近くなる。SNSでいつでも人とつながれるようになったけれど、やっぱり同じ場所で同じ時間を共有する楽しさにはかないっこない、ですよね。
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