更新日: 2018/11/13
撮影:奥 陽子 文:つくりら編集部
つくりら文化祭でのフラワーノリタケさんのワークショップは、著書『FLower Noritake フラワーノリタケの花々』の出版記念も兼ねたスペシャルバージョン。初日のトップは、ボックスアレンジとロングバスケット、どちらかお好きなアレンジをつくれるワークショップです。
ノリタケさんがチョイスした秋の花々がテーブルいっぱいに広がります。
花材を替えてテイスト違いの2種類をつくりました。ボックスの大きさは、縦横サイズは2箱同じで16.5㎝×22㎝、高さは13㎝と7.5㎝です。
低めのオーバルのボックスに低めに活けたアレンジ。オレンジ色のスプレーバラにジニア、トルコギキョウで華やぎを、ビバーナム・ティナスやスズメウリの実を入れてボリュームアップ。
背の高いボックスには高低差をつけてややダイナミックに。ひゅるんと伸びたコスモスが気持ちよさそう。布でくるんでギフトのように仕立てます。
こちらのアレンジは、まずセロファンでくるんだ吸水性スポンジをバスケットにつめます。ノリタケさん用意してくれたバスケットは、幅60cmと本当にロング! テーブルに収まらず、途中でテーブルを追加するひと幕も。
その長いバスケットにひと工夫するのがノリタケさん。タイサンボクの葉っぱをバスケットのまわりにぐるりと這わせます。つくりらの連載「花とアンティークと」でも、この仕掛けが登場しました。
アレンジの形ができあがってきたところで、ノリタケさんチェック。ひとりひとりの活け方を見ながら、丁寧にアドバイスしていきます。緊張と興奮のマンツーマンタイムです。
白壁を背景に記念撮影。
でき上がりました! 楽しそうにダンスを踊っているのはアメジストセージです。キビもつられてすくっと背伸び。ローズヒップパンプキン、ナンテン、トウガラシなど、赤い実をちりばめて華やかに。潤二さん好みのサラセニアやケイトウなどユニークな面々もちゃっかり顔をのぞかせています。
可憐な花もワイルドな植物も、野原に咲くように、大地に生えるように、自然に活けるのがノリタケさん流です。