更新日: 2018/09/25
写真協力:Madoka Oshikane 文:つくりら編集部
10月19日(金)、20日(土)に東京・二子玉川にて開催する「つくりら文化祭」。マーケットに出展するみなさんをご紹介します。
色や柄だけでない、さまざまな素材や技法をかけあわせながらテキスタイルを制作しているMadoka Oshikaneの押鐘まどかさん。
「植物や動物、自然からインスパイアされたイメージを、日本各地のテキスタイル産地や工場にお願いしたり、自身で製作したりしてテキスタイルを発表しています。天然素材を中心に丁寧な暮らしに寄り添う、上質で五感をくすぐるようなストールやクッションなどの製品をご用意しています」
押鐘さんの作品に初めて触れたのは、2017年から始まった押鐘さんのプロジェクト、「テキスタイルの箱舟」の作品展。このプロジェクトは、ノアの箱舟に乗っている動物たちを題材に毎回2種ずつ動物をセレクトし、テキスタイルとして表現するというもの。初回はシカとゾウ、そして今年9月に開催中の第2回目はセンザンコウとトラ。和紙やウールといった素材感あふれるテキスタイルで、ウロコやしましまが表現された布は迫力がありました。
「動物をイメージした『テキスタイルの箱舟』シリーズの和紙を使ったオリジナルテキスタイルが目玉です。今まで触れたことがない手触りだと思います。そのほか『ROOTS』『YUKIno-NE』『SEACRET SUCCURENTS』のアーカイブからも出展予定。ビンテージクロスをパッチワークのようにニードルパンチしたクラッチバックやふんわり舞う雪をイメージしたストール、生命力あふれる多肉植物をイメージしたモフモフとボリュームのあるマフラーなど。さまざまな手触りを体験していただけるようなラインナップです」(押鐘まどかさん)
「手触り」という人に伝えるにはあいまいで、でも自身では確かに感じる感覚を大切にものづくりをしてます。一つ一つのテキスタイルにまつわる製法や素材の物語をかいた小さなカードが添えてあります。ぜひ丁寧なあなたの暮らしに寄り添うような1点を探しにいらしてください。
Madoka Oshikane(押鐘まどか)
女子美術大学付属高校でテキスタイルに目覚め、多摩美術大学で染織デザインを専攻。フジエテキスタイルでテキスタイルデザイナーのキャリアをスタートし、デザイン事務所を経て独立。多くの国内インテリアブランド、欧米のテキスタイルエディターのファブリック製作に携わる一方、マニュファクチュアとマスプロダクトの接点を探りながら、自身のテキスタイルの制作を続ける。[ ×カケアワセル+ テキスタイル] をコンセプトに、色柄だけではない、素材に織. 編. 染. 縮絨, テキスタイルのさまざまな技法をかけあわせ、生命力あふれる自然界からインスパイアされたデザインテキスタイルを制作。上質で五感をくすぐるような製品を展開。
www.madoka-oshikane.com