更新日: 2019/10/29
旬の恵みを存分に堪能するアイデアを人気料理作家、中川たまさんの著書『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』からご紹介します。
文:中川たま 撮影:宮濱祐美子
昆布煮は時間がかかりますがこれなら簡単。
海苔がまったり絡んで一層美味しく。
<材料> 4人分
焼き海苔(全形)…1/2枚
蒸し大豆…100g
醬油…小さじ1
<作り方>
【1】ボウルに焼き海苔を小さくちぎって入れ、大豆、醬油を加えてよく和える。
蒸し大豆をマッシュしたコクのあるポテサラ風。
カレー粉と生野菜がいいアクセントに。
<材料> 4人分
蒸し大豆…100g
セロリ…5㎝
きゅうり…1/4本
A マヨネーズ…大さじ2
白ワインビネガー…大さじ1・1/2
カレー粉…小さじ2
塩、こしょう…各少々
<作り方>
【1】蒸し大豆はすり鉢などでなめらかになるまですり潰す。セロリは筋をとって薄切りに、きゅうりも薄切りにする。
【2】ボウルに1を合わせ、混ぜ合わせたAを加えてよく混ぜ、塩、こしょうで味を調える。
スパイシーな味でおかずのアクセントに。
パンや麵とも相性がよく、用途が広がります。
<材料> 作りやすい分量
玉ねぎ…1/4個
セロリ…5㎝
にんにく…1かけ
オリーブオイル…大さじ2
合挽き肉…100g
A トマト缶(ダイスカット)…1カップ
ローリエ…1枚
香菜(みじん切り)…少々
チリパウダー…小さじ1~2
オリーブオイル…大さじ1
白ワインビネガー…大さじ1/2
蒸し大豆…200g
塩、こしょう…各少々
<作り方>
【1】玉ねぎ、セロリ、にんにくはみじん切りにする。
【2】鍋ににんにく、オリーブオイルを入れて弱火にかけ、香りが出てきたら挽き肉を入れて中火で炒める。肉の色が変わったら玉ねぎ、セロリ、塩、こしょうを加え、混ぜながら炒め合わせる。
【3】玉ねぎが透き通ったらAを加え、蓋をして20分煮込む。汁気が少なくなってきたら大豆を加え、さらに汁気がなくなるまで煮込み、塩、こしょうで味を調える。
【書誌情報】
『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』
中川たま著
中川たま
料理家。神奈川県・逗子で、夫と大学生の娘と暮らす。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。旬の食材を活かしたレシピや、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。 地元・逗子を拠点にイベントにも精力的に参加し、ジャムなどの保存食を提供するほか、伝統を受け継ぎながら今の暮らしに寄り添い、季節のエッセンスを加えた手仕事に日々勤しむ。 著書に『一汁二菜の朝ごはん』(成美堂出版)、『暦の手仕事』『旬弁当』『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(すべて日本文芸社)、『私の好きなサラダの食べ方』(グラフィック社)、『たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)などがある。