更新日: 2019/10/25
秋野菜の定番レシピを中川たまさんの著書『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』からご紹介します。
文:中川たま 撮影:宮濱祐美子
我が家でも人気の秋野菜。シャキシャキ感と、もっちりした歯触りの二つの特徴を持ち、切り方でその食感は変わってきます。
端正な味なので、いろいろな料理に使いやすく、お弁当にもよく登場します。乾燥していない、透明感のあるものを選びましょう。
醬油を使わず、塩と酢できりっと味つけするのが我が家のきんぴら。
お好みで七味をかけても。
<材料>
れんこん…大1節(約300g)
赤唐辛子(小口切り)…3~4切れ
ごま油…大さじ2・1/2
A 酒、みりん、米酢…各大さじ1
塩…小さじ1/3
<作り方>
【1】半分に切り、7~8㎜厚さの半月切りにして、水にさらす。
【2】フライパンに赤唐辛子、ごま油を入れて弱火にかけ、香りが出てきたら水気をふきとった1を入れ、中火で炒める。
【3】れんこんに火が通ったらAを加え、汁気がなくなるまで炒める。
<保存方法>
冷めたら保存袋、または保存容器に入れ、冷蔵で4~5日保存可能。
【書誌情報】
『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』
中川たま著
旬食材で「おかずの素」を作り、メイン・サブおかず、ごはんものなどにアレンジ。季節ごとに、保存がきいて便利な「ペースト」とそれを使ってできる簡単おかず、 一品だけで完成する「一品主役弁当」、行楽や持ち寄りなどにおすすめの「イベント弁当」も提案。気軽に、手軽に、旬の美味しさを楽しめ、ランチタイムが豊かになるお弁当本です。
中川たま
料理家。神奈川県・逗子で、夫と大学生の娘と暮らす。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。旬の食材を活かしたレシピや、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。 地元・逗子を拠点にイベントにも精力的に参加し、ジャムなどの保存食を提供するほか、伝統を受け継ぎながら今の暮らしに寄り添い、季節のエッセンスを加えた手仕事に日々勤しむ。 著書に『一汁二菜の朝ごはん』(成美堂出版)、『暦の手仕事』『旬弁当』『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(すべて日本文芸社)、『私の好きなサラダの食べ方』(グラフィック社)、『たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)などがある。