更新日: 2019/10/19
旬を閉じ込める、ちょっとの下ごしらえが時短のコツ。中川たまさんの著書『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』から旬の食材をつかったレシピをご紹介します。
文:中川たま 撮影:宮濱祐美子
甘酸っぱいたれを絡めたしっかり味で
ご飯がもりもり食べられるメインのおかずです。
<材料> 8切れ分
鮭の甘酒漬け…2切れ
薄力粉…少々
紫玉ねぎ…1/4個
A 醬油、米酢、だし…各大さじ1
メイプルシロップ…大さじ1/2
赤唐辛子(小口切り)…2~3切れ
油…大さじ3
白炒りごま…少々
かぼす、トレビス…各適宜
<作り方>
【1】鮭は甘酒を軽く取り除き、1切れを4等分にして薄力粉を薄くまぶす。紫玉ねぎは薄切りにする。Aは混ぜ合わせておく。
【2】フライパンに油を中火で熱し、鮭を入れて揚げ焼きにする。
【3】2を熱いうちにに入れて紫玉ねぎを加え、30分以上漬ける(一晩漬けてもOK)。汁気をきってごまをまぶし、弁当箱に詰める。好みでかぼす、トレビスを添える。
甘酒とマヨネーズの意外なコラボレーション。
パン粉をトッピングして食感をプラス。
<材料>3個分
鮭の甘酒漬け…1切れ
マヨネーズ…大さじ1
パン粉…大さじ2
オリーブオイル…大さじ1/2
ディル…少々
<作り方>
【1】鮭は甘酒を軽く取り除き、3等分に切ってマヨネーズを塗り、を混ぜ合わせてふりかける。
【2】1を天板に並べ、200℃に予熱したオーブンで10分ほど焼く。
ご飯のお供にあると嬉しいサブおかず。
脂ののった旬もので作るとやっぱり格別です。
<材料>3個分
鮭の甘酒漬け…1切れ
<作り方>
【1】鮭は甘酒を軽く取り除き、魚焼きグリルで焼き色がつくまで7~8分焼く。
【2】皮や骨をとり、身をほぐす。ご飯にふりかけたり、おにぎりの具として使用。
【書誌情報】
『春夏秋冬、ぎゅっと詰めて旬弁当』
中川たま著
旬食材で「おかずの素」を作り、メイン・サブおかず、ごはんものなどにアレンジ。季節ごとに、保存がきいて便利な「ペースト」とそれを使ってできる簡単おかず、 一品だけで完成する「一品主役弁当」、行楽や持ち寄りなどにおすすめの「イベント弁当」も提案。気軽に、手軽に、旬の美味しさを楽しめ、ランチタイムが豊かになるお弁当本です。
中川たま
料理家。神奈川県・逗子で、夫と大学生の娘と暮らす。自然食品店勤務後、ケータリングユニット「にぎにぎ」を経て、2008年に独立。旬の食材を活かしたレシピや、洗練されたスタイリングを書籍や雑誌などで提案している。 地元・逗子を拠点にイベントにも精力的に参加し、ジャムなどの保存食を提供するほか、伝統を受け継ぎながら今の暮らしに寄り添い、季節のエッセンスを加えた手仕事に日々勤しむ。 著書に『一汁二菜の朝ごはん』(成美堂出版)、『暦の手仕事』『旬弁当』『季節の果実をめぐる114の愛で方、食べ方』(すべて日本文芸社)、『私の好きなサラダの食べ方』(グラフィック社)、『たまさんちのおおらかなおやつ』(家の光協会)などがある。