更新日: 2022/02/18
制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部
明日2月19日から二十四節気は雨水です。山にかかる霞が木立を流れ、雪解け水が野原や田畑を潤す頃。
まだ咲く花の種類が少ないこの時季、エディブルフラワーが食卓に彩りを添えてくれます。
まるで花畑のようなチョコレートクッキーは、市販のクッキーにひと工夫。クッキーにチョコレートを塗り、ドライのエディブルフラワーを散らしました。
つくり方は、
【1】チョコレート15gを湯煎して溶かし、小さじ1/2弱のサラダ油を加えてよく混ぜる。
【2】クッキーの表面に【1】を塗る。
【3】 チョコレートが固まらないうちにエディブルフラワーをのせて完成。
サラダ油は照りを出すためなので、なくてもOK。
エディブルフラワーとは食用花、つまり、edible=食べられる花のことです。
園芸店で売っている花は、きれいに見せる、ということが一番の目的。多くの農薬を使っている可能性があるので食用にすることはできません。エディブルフラワーは品種が特別なわけではなく、毒がない種類の花を無農薬または食用として使用できる薬のみで栽培しているものです。
* マリーゴールド、カレンデュラはキク科のため、キク科アレルギーの方は使用を避けてください。
*一部、再編集し掲載しています。
Instagram:@tsukurira0714
Twitter:@tsukurira0714
【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。
NEROLIDOL(ネロリドール) 猪飼牧子
フラワーアレンジメントやエディブルフラワー(食用花)、アロマテラピー、ハーブなどの植物教室を開催する傍ら、季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど本物の植物を使用したアクセサリーの販売などを手がける。植物が姿を変えながらも、生活に寄り添ってくれている「植物のある暮らしと装いを」を伝えている。
ホームページ:http://nerolidol-flower.com
インスタグラム:@makiko_nerolidol/
清水美由紀
フォトグラファー。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。雑誌やWebなどで「LIFE(生活、暮らし、人生)」にまつわる写真を撮影。日本&世界を娘とふたりで旅しながら写真を撮って暮らしている。美しい日常の瞬間を切り取った透明感のある写真は、国内外問わず、多くのファンを魅了している。
ホームページ:https://miyukishimizu.format.com/
インスタグラム:@uriphoto