フラワーアレンジメント, 手仕事, 暮らし, 植物, 秋, 花
フラワーアレンジメント, 手仕事, 暮らし, 植物, 秋, 花
更新日: 2021/08/18
制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部
昔と比べて自然の中で見かけることが少なくなってきた秋の七草ですが、フジバカマやオミナエシ、ススキなどは、花屋さんでも比較的手に入りやすい植物です。
草花のアレンジメントには身近なバスケットがお似合い。リボンを通すことで吊るして飾れます。リボンは麻ひもや裂き布など、好みの雰囲気で。
生花はフローラルフォームが必要になりますが、ドライフラワーはそのまま無造作に入れても様になります。生花で楽しみ、ドライフラワーになったら、いったん抜いて飾り直す。同じ花材で違った雰囲気が楽しめます。
<材料>
A ワレモコウ … 3本
B イガグリ … 3本
C ヘレニウム … 3本
D ススキ … 2本
E パンパスグラス … 1本を分ける
F ヒペリカム … 5本
G スモークグラス … 5本
H フジバカマ … 5本
I ホトトギス … 5本
J リンドウ … 3本
K オミナエシ … 5本
L パニカム … 5本
*本数は目安、花材の状態で適宜変える。
<用意するもの>
フローラルフォーム
リボン(4㎝幅を120㎝)
バスケット(直径、高さ共に19㎝)
新聞紙
セロファン
カッター
花バサミ
<下準備>
新聞紙をバスケットの1/3くらいまで詰める。フローラルフォームに吸水させ、バスケットに入る大きさに切る。高さは籠の2/3にする。
リボンの端を2つに切り、バスケットの隙間に先端を入れ、内側で固結びする。
<作り方>
【1】吸水したフローラルフォームをセロファンで包み、バスケットの中に入れる。外にはみ出したセロファンは切る。
【2】フローラルフォームが隠れるように、バスケットの縁に沿わせてヒペリカムを挿す。
【3】一番背の高いイガグリを中心に挿し、それに寄り添うように2本目を、反対側に3本目を、高低差をつけて挿す。
【4】リンドウ、ヘレニウム、ホトトギスを、イガグリとヒペリカムの間に高低差をつけて挿す。
【5】小花のオミナエシ、フジバカマ、ワレモコウを、隙間を埋めるように挿す。
【6】パニカム、スモークグラス、パンパスグラス、ススキを挿し、ボリュームと空気感を出してでき上がり。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著
古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。
NEROLIDOL(ネロリドール) 猪飼牧子
フラワーアレンジメントやエディブルフラワー(食用花)、アロマテラピー、ハーブなどの植物教室を開催する傍ら、季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど本物の植物を使用したアクセサリーの販売などを手がける。植物が姿を変えながらも、生活に寄り添ってくれている「植物のある暮らしと装いを」を伝えている。
ホームページ:http://nerolidol-flower.com
インスタグラム:@makiko_nerolidol/
清水美由紀
フォトグラファー。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。雑誌やWebなどで「LIFE(生活、暮らし、人生)」にまつわる写真を撮影。日本&世界を娘とふたりで旅しながら写真を撮って暮らしている。美しい日常の瞬間を切り取った透明感のある写真は、国内外問わず、多くのファンを魅了している。
ホームページ:https://miyukishimizu.format.com/
インスタグラム:@uriphoto