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毎日おちょこ1杯、ローズマリーワインの薬用酒|穀雨その2

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抗酸化作用が強いローズマリーは若返りのハーブとしても有名です。朝晩の寒暖差の大きい日もあるこの時季、健康維持にローズマリーワインを暮らしに取り入れてみませんか。

制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部

抗酸化作用が強く、若返りのハーブとしても知られるローズマリー。十四世紀、ハンガリーのエリザベート王妃がローズマリーを使って若さを保ち、七十歳を超えて隣国の国王に求婚された話はもっとも有名ではないでしょうか。

ローズマリー『二十四節気 暦のレシピ』より

ローズマリーの使用方法は、ハーブティーやチンキ剤 (アルコールにハーブを漬けて成分を抽出した液) のほか、料理などにそのまま使えます。生花とドライ、どちらでも使うことが可能です。

料理の場合は、爽やかなローズマリーの風味を楽しむだけでなく、強い抗菌作用から肉や魚の防腐効果も期待できます。塩こしょうで下味をつけた肉や魚をローズマリーやほかのハーブと一緒に一晩寝かせ、当日は焼くだけというソテーは、簡単で風味もよく、おすすめです。

ただし、ハーブの量が多いとえぐみを感じる場合があるので、少量から試してみるといいでしょう。

 

毎日おちょこ1杯、ローズマリーワインは健康維持への薬用酒

ローズマリー薬用酒『二十四節気 暦のレシピ』より

体に活力を与え、血行をよくし、女性に多い冷え性にもぴったりな薬用酒、ローズマリーワイン。作り方は、白ワイン500700㎖に生のローズマリーを2~3枝漬け込みます。2週間で飲み頃に。

漬け込む際は、よく洗い、水気を切ってから。毎日おちょこ1杯程度を飲むとよいでしょう。ただし、ローズマリーはえぐみも強いため、少量から試して調整を。

明日5月1日は「八十八夜」。立春から数えて88日目の夜は、農の吉日といわれています。いよいよ夏の節がやって来ます。

 

*ハーブの効用と使用上の注意は『二十四節気 暦のレシピ』巻末のP.214~220を参照してください。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著「二十四節気 暦のレシピ」古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。

 

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