更新日: 2021/02/02
明日2月3日から二十四節気は立春です。例年より1日早く、二十四節気、七十二候の日付は年によって変動します。
制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部
二十四節気の最初の節。ここから新しい一年がはじまります。
陽の光は少しずつ明るくなり、春を待ちわびる草木に降り注ぐようになりました。足元にはフクジュソウが顔をのぞかせ、見上げた裸木(はだかぎ)にはふくらみはじめた小さな新芽や蕾。気温がまだ低い中でも春の訪れをいち早く察知し、着々と準備をしている様子はとても可愛らしく思えます。
この時季、透き通るような甘い香りで早春を感じさせる花といえば、梅ではないでしょうか。梅は、バラ科サクラ属の落葉小高木。春告草(はるつげぐさ)という名を持ち、春の訪れを告げてくれる花ともいわれています。葉が芽吹く前の枝にぽつぽつと開きはじめる梅の花は、色のない世界に春を少しずつ連れてきてくれるかのよう。
外出時に携帯できるロールオンアロマ。ロールオンボトル(10㎖)に植物油10㎖を入れ、精油を2滴垂らすだけ。
鼻づまりや頭痛にはティーツリーやラヴィンツァラの精油を。こめかみにひと塗りするとラクになります。遮光容器に入れて、直射日光、高温多湿を避け、冷暗所で保管し、1か月で使い切りましょう。
* つける前に必ずパッチテストをすること。問題があった場合は使用を中止してください。
* 顔に使用する場合は、精油は1滴にすること。
* 精油の効用と使用上の注意は本書のP.214~220を参照してください。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著
古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。
NEROLIDOL(ネロリドール) 猪飼牧子
フラワーアレンジメントやエディブルフラワー(食用花)、アロマテラピー、ハーブなどの植物教室を開催する傍ら、季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど本物の植物を使用したアクセサリーの販売などを手がける。植物が姿を変えながらも、生活に寄り添ってくれている「植物のある暮らしと装いを」を伝えている。
ホームページ:http://nerolidol-flower.com
インスタグラム:@makiko_nerolidol/
清水美由紀
フォトグラファー。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。雑誌やWebなどで「LIFE(生活、暮らし、人生)」にまつわる写真を撮影。日本&世界を娘とふたりで旅しながら写真を撮って暮らしている。美しい日常の瞬間を切り取った透明感のある写真は、国内外問わず、多くのファンを魅了している。
ホームページ:https://miyukishimizu.format.com/
インスタグラム:@uriphoto