更新日: 2020/12/24
制作・文:猪飼牧子 撮影:清水美由紀 文・つくりら編集部
お正月に年神様を迎えるためのしめ飾りは、家内安全や厄除けのためのもの。今ではデザインも豊富ですが、自分で作ったしめ飾りならさらによい年を迎えられそうです。
『二十四節気 暦のレシピ』から、しめ飾りの作り方を紹介します。来年はいい年になるよう願いを込めて、手作りを楽しみましょう。
<材料>
A しめ縄(直径20㎝) … 1個
B ハスの実 … 2個
C イネ … 50 本
D マツ … 3~4本
E 水引(紅・白) … 各20本
F ロイヤルコード(金、6㎜幅) … 2m
G ナンテンの実 … 3本
H ナンテンの葉(紅葉) … 2枚
I ナンテンの葉(黄葉) … 2枚
J ナンテンの葉(緑) … 2枚
<用意するもの>
リースワイヤー
ワイヤー26番(茶)を1本
(約縦50× 横20㎝のしめ飾り1個分)
*本数は目安。花材の状態で適宜変える。
<作り方>
【1】ハスの実にワイヤー26 番を通す。
【2】マツをワイヤーでしめ縄に巻きつける。
【3】イネをワイヤーでしめ縄に巻きつける。正面から見たときに穂がきれいに見えるよう高低差をつける。
【4】水引、ナンテンの葉、ナンテンの実の順で巻きつける。ワイヤーは裏面でねじって留めて切る。
【5】ナンテンの実の根元あたりに、のハスの実を巻きつける。
【6】ワイヤーで巻いた部分を隠すようにロイヤルコードを隙間なく巻き、吊るすための輪をつけてでき上がり。
お正月の準備に取りかかる正月事始めは12月13日。しめ飾りを飾るのはこれ以降ですが、現在はクリスマス後に飾る方が多いよう。その場合は12月28日までに飾るようにしましょう。
八がつく日は末広がりで縁起がよく、飾るのにふさわしいといわれています。逆に、29日は二重苦、31日は一夜飾りとされ、飾るのには向いていない日といわれているようです。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『二十四節気 暦のレシピ』
猪飼牧子・清水美由紀 著
古くから季節を表す言葉「二十四節気 七十二候」をテーマに、季節の移り変わりを花や植物で感じながら、ものづくりの楽しみを提案。
小さな変化を繰り返しながら、季節とともに四季をたどっていく植物。その時季の植物をアレンジメントや料理やおやつに生かしたり、心と体を健やかするハーブやアロマを活用したり、ちょっとしたおもてなしの小物をつくったり。二十四節気を植物とものづくりで体感できるアイデアとレシピ120を紹介します。
NEROLIDOL(ネロリドール) 猪飼牧子
フラワーアレンジメントやエディブルフラワー(食用花)、アロマテラピー、ハーブなどの植物教室を開催する傍ら、季節の花束、オリジナルブレンドハーブティー、ドライフラワーやプリザーブドフラワーなど本物の植物を使用したアクセサリーの販売などを手がける。植物が姿を変えながらも、生活に寄り添ってくれている「植物のある暮らしと装いを」を伝えている。
ホームページ:http://nerolidol-flower.com
インスタグラム:@makiko_nerolidol/
清水美由紀
フォトグラファー。生活を感じる旅、暮らしのあれこれ、健やかな食&住が興味の対象。雑誌やWebなどで「LIFE(生活、暮らし、人生)」にまつわる写真を撮影。日本&世界を娘とふたりで旅しながら写真を撮って暮らしている。美しい日常の瞬間を切り取った透明感のある写真は、国内外問わず、多くのファンを魅了している。
ホームページ:https://miyukishimizu.format.com/
インスタグラム:@uriphoto