更新日: 2020/01/07
レース糸には種類が多数あり、同じ編み図でも仕上がりが変わります。糸の編み比べについて、佐東玲さんの著書『はじめてのニードルタティング』からご紹介します。
文:つくりら編集部 撮影:奥 陽子・天野憲仁(日本文芸社)
レース糸には種類が多数あり、同じ編み図でも仕上がりが変わります。一部のレース糸で編み比べをしたものです。
▼左から
①DMC スペシャルダンテル#80
80番の細く華奢な糸で、繊細な仕上がりになります。単色は60色、段染め色は12色と色数が豊富です。
②オリムパス タティングレース糸〈細〉
細めですが、仕上がりは左の80番より少し大きくなります。
③オリムパス タティングレース糸〈中〉
40番に似た太さです。慣れてきた人には編みやすく、仕上がりもちょうどよい大きさになります。
④オリムパス 金票#40レース糸
本書でもっとも多く使用している40番の糸です。手芸店でも入手しやすく、色数も豊富です。
⑤オリムパス エミーグランデ
仕上がりが大きめになる、20番程度のやや太めの糸です。編み目が見やすいので、初心者の方におすすめです。
<針と糸の対応サイズ>
針のサイズ3〜5号 ⇔ 糸の番手20番程度
針のサイズ7号 ⇔ 糸の番手20〜40番程度
針のサイズ8号 ⇔ 糸の番手80番程度
*針は広島の手芸店『きぬや』のオンラインショップで購入できます。
https://www.kinuya.biz/
Tel:082-208-5568
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『はじめてのニードルタティング』
佐東 玲著
通常のタティングレースと違い、シャトルではなく専用の針1本でできる作品集です。シャトルタティングで挫折した人も、これなら簡単にできます。小さなモチーフを中心に、連続模様のリボンやつけ襟、ミニドイリーなど全28作品。
ニードルタティングで一般的に使用されている「モックリング」という技法ではなく、シャトルタティングと同じようにできる編み方を中心に解説しています。シャトルタティングと製図も同じなので、シャトル派の人も、そうでない人も使えます!
佐東 玲
レースのブレスレットを制作する過程で、2014 年にタティングレースを知る。タティングレースの技術を模索している最中に、ニードルで作るタティングレースの手法と出会う。よりきれいな作品の仕上がりを追求し続け、現在のスタイルを確立。インスタグラムで作品を公開中
インスタグラム:@sugarp1z