更新日: 2020/06/06
香りのよい葉や花、根に熱湯を注いでできるハーブティーは、昔から親しまれてきました。ハーブによって、気分をすっきりさせたり、消化をうながしたり、効果はさまざま。ハーブティーのつくり方を『暮らしをたのしむハーブ手帳』よりご紹介します。
文:つくりら編集部
香りのよい葉や花、根に熱湯を注いでできるハーブティーは、昔から親しまれてきました。ミント、セージ、カモミールなどのハーブティーが飲みやすくておすすめですが、はじめてならこれらのハーブを紅茶とブレンドしてみてもよいでしょう。
ハーブティーは本来、薄い色合いでマイルドな味です。濃くいれると苦すぎるだけでなく、薬用成分が強い場合、体調をくずす可能性もあるので気をつけましょう。
ペパーミントは気分をすっきりさせ、ネトルは消化をうながすといわれています。乾燥させたチコリの根はコーヒーのかわりに飲まれ、ロサカニーナの果実、ローズヒップはビタミンCが豊富です。
ハーブティーをいれる
<材料>
ドライハーブ…ティースプーン1杯
熱湯…250㎖
金属製以外のティーポット
*フレッシュハーブを使う場合、ドライハーブの3倍の量を目安に用意し、水けをよく切ります。金属製のティーポットはハーブの風味をそこねるので不向きです。
<作り方>
【1】ティーポットにハーブを入れ、熱湯を注ぐ。
【2】風味が出るまで3〜5分蒸らす。
ハーブティー用の葉や花は、旬の時期にはフレッシュなままで使います。たくさん収穫できたときは、乾燥させて保存しておきましょう。フレッシュハーブとは違った味わいが楽しめます。
1種類あるいは数種類のフレッシュハーブまたはドライハーブをはちみつに混ぜます。アニスシード、コリアンダー、ラベンダー、レモンバーベナ、タイム、マジョラム、ミント、ローズマリーなどがおすすめです。ハーブハニーができあがったら、ハーブティーに、砂糖のかわりに使いましょう。
バラの花びら入りはちみつは、トーストにトッピングしても、ハーブティーに入れても楽しめます。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『暮らしをたのしむハーブ手帳』
ウェルトン・オーウェン著
高浜真理子監修、堀口容子訳
世界のハーブをコンパクトに紹介。使い方のアイディア、薬効、使用できる部分、おすすめ料理、収穫時期、保存方法など、知りたい情報をしっかり、見やすくまとめました。コンパクトなので園芸店にもっていったり、野外で使うときにもポケットやバッグの中で邪魔になりません。正方形で女性でも持ちやすく、ページも開きやすくなっています。
ハーブのたのしみ方がひろがります。