更新日: 2020/05/28
トマトと相性抜群のイタリアンパセリは、茎もきざんで調理します。イタリアンパセリの特徴を『暮らしをたのしむハーブ手帳』よりご紹介します。
文:つくりら編集部
原産地は地中海沿岸ともいわれますが、よくわかっていません。パセリの変種で、縮れた葉のかわりに平らな葉がついていて、より強く香ります。パセリほど苦みがなく、大きくて丈夫なので、食べやすく使いやすいのが特徴です。
学名:Petroselinum neapolitanu
最盛期:夏
◆日向・半日陰向き
◆料理・エッセンシャルオイルに使える
<栽培ガイド>
栽培難易度 ★★
性質:セリ科。二年草(半耐寒性)。草丈30〜60cm
開花:夏。白い小さな花が咲く
収穫:3〜12月中旬
栽培環境:日なた。半日陰でもよい
土:保水力があって有機質の多い水はけのよい土
肥料:元肥に有機質をすきこむ。生育期に2週間に1回化成肥料を施す
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与える
害虫・病気:アブラムシ、キアゲハの幼虫、ハダニ、ウドンコ病
種まき・植えつけ:春と秋に種をまく
増やし方:春か秋に種まき。こぼれ種でも増える
<手入れ、収穫、保存>
花柄をこまめに摘み、葉の生長をうながします。春から秋にかけて外側の葉を収穫し、フレッシュなままか乾燥させて使います。
乾燥させれば密閉容器で6か月保存できます。こぼれ種でも育つので、収穫時は種を落とさないようにしましょう。
<補足メモ>
使える部分:葉
主な薬効:腎臓炎、膀胱炎、生理痛、食欲不振、口臭予防効果もある
料理:料理全般、バター、オイル
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『暮らしをたのしむハーブ手帳』
ウェルトン・オーウェン著
高浜真理子監修、堀口容子訳
世界のハーブをコンパクトに紹介。使い方のアイディア、薬効、使用できる部分、おすすめ料理、収穫時期、保存方法など、知りたい情報をしっかり、見やすくまとめました。コンパクトなので園芸店にもっていったり、野外で使うときにもポケットやバッグの中で邪魔になりません。正方形で女性でも持ちやすく、ページも開きやすくなっています。
ハーブのたのしみ方がひろがります。