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コリアンダー/アイデア広がる基本情報01

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世界でもっとも古くから知られているハーブのひとつであるコリアンダー。その種はカレーパウダーの主な材料。シチューやパイ、タルト、ワインなどの風味づけにも使われます。コリアンダーの特徴を『暮らしをたのしむハーブ手帳』よりご紹介します。

文:つくりら編集部

コリアンダー(パクチー)

3000年以上前の古代インドや古代エジプトではすでに栽培され、当時から薬効がうたわれていました。近年、葉の独特の風味が注目を集め、大人気となっています。書籍『暮らしをたのしむハーブ手帳』

学名:Coriandrum sativum
最盛期:春
◆日向・半日陰向き
◆料理・エッセンシャルオイルに使える

<栽培ガイド>
栽培難易度 ★★
性質:セリ科。一年草(耐寒性)。草丈20〜150cm
開花:初夏。小さな白からピンクの花が咲く
収穫:葉3〜7月、果実・種・根6〜7月
栽培環境:日なた。半日陰でもよい
:肥沃で保水力のある土
肥料:元肥のあとは、生長にあわせて追肥
水やり:土の表面が乾いたらたっぷりと与える
害虫・病気:アブラムシ、キアゲハの幼虫、ハダニ
種まき・植えつけ:春か秋に屋外に種をまく
増やし方:春か秋に種まき

<手入れ・収穫・保存>
春まきは生長したころに花が咲いて枯れてしまうので、秋まきがおすすめです。秋にいくらか収穫ができて、冬を越えて株が大きくなると収穫が増えるでしょう。葉は外側から順に取り、生で使います。種は真夏に熟してから取り、冷凍および乾燥保存が可能です。種を取らない場合、花芽を早めに取ると、株が長持ちするだけでなく、食べることもできます。

<補足メモ>
使える部分:葉、花
主な薬効:関節炎、消化不良
料理:ハーブティー、料理全般
注意:抗凝固剤との併用はひかえること。アレルギー症状が出ることもある

▼栽培については東京を標準に設定しています。耐暑性および耐寒性、生育サイズ、手入れなど、植物の状態や管理、環境によって異なるため、あくまでも目安としてください。
▼用途や薬効に関しては原書に基づいています。体質にあわない場合があるため、必ず使用前に専門医に相談しましょう。

Instagram:@tsukurira0714

【書誌情報】
『暮らしをたのしむハーブ手帳』
ウェルトン・オーウェン著
高浜真理子監修、堀口容子訳

書籍『暮らしをたのしむハーブ手帳』より

世界のハーブをコンパクトに紹介。使い方のアイディア、薬効、使用できる部分、おすすめ料理、収穫時期、保存方法など、知りたい情報をしっかり、見やすくまとめました。コンパクトなので園芸店にもっていったり、野外で使うときにもポケットやバッグの中で邪魔になりません。正方形で女性でも持ちやすく、ページも開きやすくなっています。
ハーブのたのしみ方がひろがります。