更新日: 2020/04/28
いま、パン作りをはじめる人が多いそうです。しっかりと手ごねが必要なイタリアのパン「チャバッタ」の作り方を東京・中目黒のLa vie a la Campagneの、シルバさんの著書『パンとジャムのレシピ』からご紹介します。五感を働かせながら、生地とおしゃべりするつもりで作ってみてください。パン作りでエンジョイホームしましょう!
文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部 撮影:清水美由紀
イタリア語で「スリッパ」という意味のciabatta(チャバッタ)。
アクアと同じく水分の多いパンですが、こちらは手ごねなので少々根気が要ります。
こまめに打ち粉をし、カードも使いながら、生地をまとめていきましょう。
<材料> 約28×7cmの縦長パン 6個分
強力粉…500g
砂糖…15g
塩…5g
水…400mℓ(24℃くらいに温めておく)
インスタントドライイースト…10g
サラダ油…小さじ1
打ち粉用の粉…大さじ2
<作り方>
【1】ボウルに強力粉、砂糖、塩を入れる。
【2】計量カップに水を入れ、インスタントドライイーストを加えてゴムべらでよくかき混ぜる。
【3】1に2を注ぎ入れ、ゴムべらで混ぜる。
【4】ひとまとまりになったら打ち粉をした台に取り出し、よくこねる。生地がやわらかいので、カードを使ってまとめる。
【5】生地の表面にサラダ油をかけ、生地の表面に張りを持たせるように内側に巻き込みながらボウルに入れる。クロスをかけて20〜30分発酵させる。
【6】生地が約2倍にふくらんできたら、指で生地を押して空気を抜き、クロスをかけて30分休ませる。
【7】スケッパーで6等分に切り分け、
ざっくりたたんでクロスにはさんで10〜15分発酵させる。
【8】生地がさらにふくらんだら、細長く伸ばして天板にのせる。
【9】焼く直前に生地の表面に霧吹きをし、240℃に温めたオーブンで20分焼く。
[ このパンを使ったレシピ ]
・リコッタチーズのカナッペ(p.56)
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
ロシャン・シルバ著
ロシャン・シルバ
イタリア生まれ。スイスの高校で建築を学び、イタリアの大学で経営学を専攻。大学卒業後にテキスタイルメーカーに入社し、その後、独立。仕事を通じ多くの日本の人々とつながりができ、日本へ移住。鎌倉の古民家に出会い、最初のカフェ「La maison ancienne」を開く。以後、日本各地にカフェを併設したライフスタイルショップをオープン。アパレルブランドの「THE FACTORY」、雑貨ブランドの「Ambiente」も立ち上げ、自らデザインする。店舗の設計も多数手がける。衣食住まるごとデザインする天性のセンスに国内外問わず多くのファンを持つ。
La vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
「ヨーロッパの田舎のような、シンプルで穏やかな美しい暮らし」をコンセプトに、カフェを併設したライフスタイルショップ。1階がショップ、2階がカフェで、入り口には焼きたてのパンや焼き菓子、ジャムが並ぶ。ショップではオリジナルブランドの「THE FACTORY」の洋服や「Ambiente」のアロマグッズ、インテリアファブリック、ヨーロッパのアンティークの器などを扱っている。
東京都目黒区上目黒2-24-12
ホームページ:ho-http://lateliermaisoncampagne.com/
インスタグラム:@laviealacampagne_official