更新日: 2020/01/31
噛みごたえのあるハード系のパンがお好きな方にオススメしたいシルバさんの作るドゥーロ。そのレシピを『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』からご紹介します。イタリアパンをぜひお試しあれ!
文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部 撮影:清水美由紀
duro(ドゥーロ)はイタリア語で「かたい、ハードな」という意味。その名のとおり、ちょっとかためのパンです。
ビヨーンと長く伸ばしてからくるくる丸める成形方法がとてもユニーク。
薄くスライスしてカナッペやクロスティーニにおすすめです。
<材料> 約18×7cmのパン 6個分
強力粉…500g
塩…10g
水…250mℓ(24℃くらいに温めておく)
オリーブオイル…50g
インスタントドライイースト…8g
サラダ油…小さじ1
打ち粉用の粉…大さじ2
<作り方>
【1】ボウルに強力粉、塩を入れる。
【2】計量カップに水とオリーブオイルを入れ、インスタントドライイーストを加えてゴムべらでよくかき混ぜる。
【3】1に2を注ぎ入れ、ゴムべらで混ぜる。
【4】ひとまとまりになってきたら打ち粉をした台に出し、手のひらでかたまりを押すように、生地の表面がなめらかになるまで、よくこねる。
【5】生地の表面に張りを持たせるように内側に巻き込み、サラダ油を塗ったボウルに入れ、クロスをかけて30〜40分発酵させる。
【6】生地が約2倍にふくらんだら、指で生地を押して空気を抜き、クロスをかけて30分休ませる。
【7】200gずつスケッパーで分割し、それぞれ軽く折り畳んで長方形にする。
【8】めん棒を使い、長さ30〜35cm、厚さ3mmまで伸ばす。
【9】端からくるくると生地を引っ張りながら巻く。生地にオリーブオイルが入っているのでよく伸びる。
【10】クロスにはさんで30分発酵させる。
【11】大きさが倍くらいになったら天板にのせ、表面にサラダ油をかける。
カッターナイフで真ん中を切る。5、6回繰り返して切り込みを深くする。
【12】220℃のオーブンで20分焼く。
[ このパンを使ったレシピ ]
・クロスティー二(p.60)
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
ロシャン・シルバ著
中目黒にあるカフェ「La vie a la Campagne」(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)。芸能人もお忍びで通う、知る人ぞ知るおしゃれな隠れ家カフェ。店頭で販売しているジャムは密かな人気の逸品。本書では、オーナーのロシャン・シルバさんオリジナルのジャムレシピを掲載。どうしても余りやすいジャムを調味料として使用するアイデアレシピや、ジャムとの相性が抜群なパンやデザートのレシピも紹介します。
ロシャン・シルバ
イタリア生まれ。スイスの高校で建築を学び、イタリアの大学で経営学を専攻。大学卒業後にテキスタイルメーカーに入社し、その後、独立。仕事を通じ多くの日本の人々とつながりができ、日本へ移住。鎌倉の古民家に出会い、最初のカフェ「La maison ancienne」を開く。以後、日本各地にカフェを併設したライフスタイルショップをオープン。アパレルブランドの「THE FACTORY」、雑貨ブランドの「Ambiente」も立ち上げ、自らデザインする。店舗の設計も多数手がける。衣食住まるごとデザインする天性のセンスに国内外問わず多くのファンを持つ。
La vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
「ヨーロッパの田舎のような、シンプルで穏やかな美しい暮らし」をコンセプトに、カフェを併設したライフスタイルショップ。1階がショップ、2階がカフェで、入り口には焼きたてのパンや焼き菓子、ジャムが並ぶ。ショップではオリジナルブランドの「THE FACTORY」の洋服や「Ambiente」のアロマグッズ、インテリアファブリック、ヨーロッパのアンティークの器などを扱っている。
東京都目黒区上目黒2-24-12
ホームページ:ho-http://lateliermaisoncampagne.com/
インスタグラム:@laviealacampagne_official