更新日: 2019/12/13
東京・中目黒のLa vie a la Campagneのオーナー、ロシャン・シルバさんの著書『ジャムとパンのオリジナルレシピ』から、お店で大人気、予約必至の「ロシアの黒パン」のつくり方をご紹介します。
文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部 撮影:清水美由紀
ライ麦を使ったパンは甘酸っぱい風味が特徴。コリアンダーパウダーを加えてスパイシーに仕上げました。
肉や魚のサンドイッチにぴったりです。
<材料> 内径25×9.5×高さ8cmの型 1斤分
強力粉…350g
ライ麦粉…150g
砂糖…20g
塩…8g
コリアンダーパウダー …5g
水…200mℓ(24℃くらいに温めておく)
はちみつ…30g
牛乳…40mℓ
酢…30mℓ
インスタントドライイースト…16g
サラダ油…大さじ1
打ち粉用の粉…大さじ1
<作り方>
【1】ボウルに強力粉、ライ麦粉、砂糖、塩、コリアンダーパウダーを入れる。
【2】計量カップに水、はちみつ、牛乳、酢を入れ、インスタントドライイーストを加えてゴムべらでよくかき混ぜる。
【3】1に2を注ぎ入れ、ゴムべらでざっくり混ぜたら、カードに替え、ボウルの側面からかたまりを切るようにして混ぜる。
【4】ひとまとまりになってきたら打ち粉をした台に出し、手のひらでかたまりを押すように、生地の表面がなめらかになるまで、10〜15分こねる。
【5】生地の表面に張りを持たせるように内側に巻き込みながら丸くしたら、クロスをかけて40分発酵させる。
【6】台に取り出し、手のひらで生地を押す。
生地を平たくロール状にして、クロスをかけて20分ほど休ませる。
【7】生地を台の上に取り出し、手で広げて、もう一度、ロール状に巻く。
表面に粉をつけてからサラダ油を塗った型に入れ、クロスをかけて30分発酵させる。
【8】生地が型のまでふくらんだら、210℃のオーブンで45分焼く。
[このパンを使ったレシピ]
・サーモンのサンドイッチ(p.74)
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
ロシャン・シルバ著
中目黒にあるカフェ「La vie a la Campagne」(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)。芸能人もお忍びで通う、知る人ぞ知るおしゃれな隠れ家カフェ。店頭で販売しているジャムは密かな人気の逸品。本書では、オーナーのロシャン・シルバさんオリジナルのジャムレシピを掲載。どうしても余りやすいジャムを調味料として使用するアイデアレシピや、ジャムとの相性が抜群なパンやデザートのレシピも紹介します。
ロシャン・シルバ
イタリア生まれ。スイスの高校で建築を学び、イタリアの大学で経営学を専攻。大学卒業後にテキスタイルメーカーに入社し、その後、独立。仕事を通じ多くの日本の人々とつながりができ、日本へ移住。鎌倉の古民家に出会い、最初のカフェ「La maison ancienne」を開く。以後、日本各地にカフェを併設したライフスタイルショップをオープン。アパレルブランドの「THE FACTORY」、雑貨ブランドの「Ambiente」も立ち上げ、自らデザインする。店舗の設計も多数手がける。衣食住まるごとデザインする天性のセンスに国内外問わず多くのファンを持つ。
La vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
「ヨーロッパの田舎のような、シンプルで穏やかな美しい暮らし」をコンセプトに、カフェを併設したライフスタイルショップ。1階がショップ、2階がカフェで、入り口には焼きたてのパンや焼き菓子、ジャムが並ぶ。ショップではオリジナルブランドの「THE FACTORY」の洋服や「Ambiente」のアロマグッズ、インテリアファブリック、ヨーロッパのアンティークの器などを扱っている。
東京都目黒区上目黒2-24-12
ホームページ:ho-http://lateliermaisoncampagne.com/
インスタグラム:@laviealacampagne_official