更新日: 2019/11/14
東京・中目黒のLa vie a la Campagneのオーナー、ロシャン・シルバさんの著書『ジャムとパンのオリジナルレシピ』から、選りすぐりのパンのつくり方をご紹介します。
文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部 撮影:清水美由紀
材料は小麦粉と水とイーストだけ。塩を入れていないので、とってもプレーンなパンです。最初はあまりのシンプルさに驚きますが、かめばかむほど粉の甘みが感じられます。
<材料> 約15×10cmの楕円パン 4個分
強力粉…500g
水…350mℓ(24℃くらいに温めておく)
インスタントドライイースト…10g
サラダ油…小さじ1
打ち粉用の粉…大さじ2
<作り方>
【1】ボウルに強力粉を入れる。
【2】計量カップに水を入れ、インスタントドライイーストを加えてゴムべらでよくかき混ぜる。
【3】1に2を注ぎ入れ、ゴムべらで混ぜる。指で押して戻るくらいのやわらかさになるように。
【4】表面にサラダ油をかけて生地を伸ばし、折り畳んで丸める。クロスをかけて30分発酵させる。
【5】打ち粉をした台の上に生地を取り出し、15分手でこねて、クロスをかけて20分休ませる。
【6】スケッパーで4つに分割する。
生地を折り畳んで丸くしたら、
粉を入れたボウルに1つずつ生地を入れて全体にまぶす。
台に取り出して手で回しながらさらに丸める。
クロスの上にパンを置き、
パンとパンの間にクロスをはさみながら15分発酵させる。
【7】天板にのせ、カッターナイフで真ん中に切り込みを入れる。220℃のオーブンで25分焼く。
[ このパンを使ったレシピ ]
・塩豚のサンドイッチ(p.51)
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
ロシャン・シルバ著
中目黒にあるカフェ「La vie a la Campagne」(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)。芸能人もお忍びで通う、知る人ぞ知るおしゃれな隠れ家カフェ。店頭で販売しているジャムは密かな人気の逸品。本書では、オーナーのロシャン・シルバさんオリジナルのジャムレシピを掲載。どうしても余りやすいジャムを調味料として使用するアイデアレシピや、ジャムとの相性が抜群なパンやデザートのレシピも紹介します。
ロシャン・シルバ
イタリア生まれ。スイスの高校で建築を学び、イタリアの大学で経営学を専攻。大学卒業後にテキスタイルメーカーに入社し、その後、独立。仕事を通じ多くの日本の人々とつながりができ、日本へ移住。鎌倉の古民家に出会い、最初のカフェ「La maison ancienne」を開く。以後、日本各地にカフェを併設したライフスタイルショップをオープン。アパレルブランドの「THE FACTORY」、雑貨ブランドの「Ambiente」も立ち上げ、自らデザインする。店舗の設計も多数手がける。衣食住まるごとデザインする天性のセンスに国内外問わず多くのファンを持つ。
La vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
「ヨーロッパの田舎のような、シンプルで穏やかな美しい暮らし」をコンセプトに、カフェを併設したライフスタイルショップ。1階がショップ、2階がカフェで、入り口には焼きたてのパンや焼き菓子、ジャムが並ぶ。ショップではオリジナルブランドの「THE FACTORY」の洋服や「Ambiente」のアロマグッズ、インテリアファブリック、ヨーロッパのアンティークの器などを扱っている。
東京都目黒区上目黒2-24-12
ホームページ:ho-http://lateliermaisoncampagne.com/
インスタグラム:@laviealacampagne_official