更新日: 2019/11/07
東京・中目黒のLa vie a la Campagneのオーナー、ロシャン・シルバさんの著書『ジャムとパンのオリジナルレシピ』から、この季節にうれしい、とっておきのジャムのつくり方をご紹介します。
文:ロシャン・シルバ、つくりら編集部 撮影:清水美由紀
秋から冬のイメージで、クローブとシナモンを入れました。パンにつけるとスパイスの香りがふわりと広がり、大人の味わいに。
りんごの種類はお好みで。皮も一緒に煮るとほんのりピンクに色づきます。クリスマスにもおすすめで、アップルパイのフィリングにもぴったりです。
<材料> 150mℓの保存瓶 6〜7個分
りんご…5個(正味1kg)
グラニュー糖…500g(りんごの重量の50%)
レモン果汁…大さじ4(レモン1個分)
クローブ…10個
シナモンスティック(細かく砕いておく)…1本分
<作り方>
【1】りんごはよく洗い、皮をむき、果肉はいちょう切りに、皮は粗みじん切りにする。
【2】鍋に、果肉、グラニュー糖、皮、レモン果汁を入れ、水分が出るまで30分置く。
【3】クローブとシナモンスティックを加えて中火にかける。
【4】焦げつかないように木べらで鍋底から大きくかき混ぜながら煮る。沸騰してアクが出てきたら丁寧にすくい、火を弱める。
【5】りんごが透き通り、とろりとしてきたら火を止める。
【6】熱いうちに保存瓶に詰める。クローブ、シナモンスティックは取り出さずに一緒に保存瓶に詰める。
火を止めるタイミングは?
木べらに水分がついてこなくなったら火を止める。写真のように木べらから水滴がしたたっている間はまだ煮詰める必要がある。
[ このジャムを使ったレシピ ]
・クロスティーニ(p.60)
・クロックマダム(p.71)
・牛肉とりんごジャムのビール煮(p.104)
・パンナコッタ風豆腐(p.123)
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『La vie a la Campagne ジャムとパンのオリジナルレシピ』
中目黒にあるカフェ「La vie a la Campagne」(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)。芸能人もお忍びで通う、知る人ぞ知るおしゃれな隠れ家カフェ。店頭で販売しているジャムは密かな人気の逸品。本書では、オーナーのロシャン・シルバさんオリジナルのジャムレシピを掲載。どうしても余りやすいジャムを調味料として使用するアイデアレシピや、ジャムとの相性が抜群なパンやデザートのレシピも紹介します。
ロシャン・シルバ
イタリア生まれ。スイスの高校で建築を学び、イタリアの大学で経営学を専攻。大学卒業後にテキスタイルメーカーに入社し、その後、独立。仕事を通じ多くの日本の人々とつながりができ、日本へ移住。鎌倉の古民家に出会い、最初のカフェ「La maison ancienne」を開く。以後、日本各地にカフェを併設したライフスタイルショップをオープン。アパレルブランドの「THE FACTORY」、雑貨ブランドの「Ambiente」も立ち上げ、自らデザインする。店舗の設計も多数手がける。衣食住まるごとデザインする天性のセンスに国内外問わず多くのファンを持つ。
La vie a la campagne(ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
「ヨーロッパの田舎のような、シンプルで穏やかな美しい暮らし」をコンセプトに、カフェを併設したライフスタイルショップ。1階がショップ、2階がカフェで、入り口には焼きたてのパンや焼き菓子、ジャムが並ぶ。ショップではオリジナルブランドの「THE FACTORY」の洋服や「Ambiente」のアロマグッズ、インテリアファブリック、ヨーロッパのアンティークの器などを扱っている。
東京都目黒区上目黒2-24-12
ホームページ:ho-http://lateliermaisoncampagne.com/
インスタグラム:@laviealacampagne_official