更新日: 2019/12/05
北欧で料理は、ほかの人への思いやりであると考えられているそう。手間をかけず、つくること、食べることをたのしむ。家族や友だちみんなで味わう、幸せの時間にぴったりの簡単な料理をご紹介します。
文:シグナ・ヨハンセン レシピ監修:土井裕子
北欧といえばサーモン。アンチョビをあわせて海のバーガーに仕立てマスタードをぴりっときかせました。ヨーグルトサラダをそえて、さわやかさもプラス。
<材料> 4人分
サーモン(ひと口大に切ったもの)…500g
アンチョビ(フィレ)…2枚
マスタード…小さじ2
ホースラディッシュ…小さじ1
レモンの皮(ノーワックス/表皮のすりおろし)…1/2個分
パン粉…大さじ3
玉ねぎ(みじん切りして水にさらしたもの)…大さじ2
ケッパー(水でさっと洗ったもの)…小さじ1
とうがらし(ドライ/粗びき)…小さじ1/2
ヨーグルトサラダ
きゅうり(スライス)…2本分
ギリシャヨーグルト…200㎖
ディル(細かく刻んだもの)、あさつき(細かく刻んだもの)…各大さじ2
塩、黒こしょう…各適量
ピクルス、植物油、塩、黒こしょう…各適量
ピタパン、ハーブ、野菜…好みで
<つくり方>
【1】ミキサーにサーモンの1/3量、アンチョビ、マスタード、ホースラディッシュ、レモンの皮をいれ、なめらかなペーストにする。
【2】残りのサーモン、パン粉、玉ねぎ、ケッパー、とうがらしを加え、塩、黒こしょうで味を調え、ふたたびミキサーにかけ、全体をまんべんなく混ぜる。
【3】2を4等分してそれぞれ円型に成形し、バットに並べてラップをかけ、冷蔵庫で1~2時間休ませる。
【4】フライパンに植物油を熱し、冷蔵庫からとりだした3を並べ、中火で表面にこんがり焼き色がつくまで焼く。ひっくり返して弱火にし、なかに火が通るまでさらに4~5分焼く。
【5】ヨーグルトサラダをつくる。ボウルにすべての材料をいれて混ぜ、塩、黒こしょうで味を調える。
【6】器に4、5、ピクルス、さらに好みでハ ーブや野菜を盛り、ピタパンをそえる。
*memo*
○とうがらしのかわりに青とうがらしを使う場合、小さいものを1本、小口切りにします。
○ピクルスは、好みによってきゅうり、ラディッシュ、フェンネルなどを用意
○2では、サーモンの食感を残したいので、5㎜サイズを目安に、ミキサーをまわしすぎないようにします。味つけを確認したい場合は、この段階でスプーン1杯分とって焼いてみます。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『HYGGE 北欧が教えてくれた、「ヒュッゲ」な暮らしの秘密』
シグナ・ヨハンセン著
世界的な人気となっている北欧の人々の生き方、「Hygge(ヒュッゲ)」。本当に豊かで満たされた暮らしとはなにか、「ヒュッゲ」な生き方をノルウェー出身の著者が紹介。北欧のスイーツや料理を手軽に楽しめるレシピも多数掲載。イギリスで人気の一冊。
シグナ・ヨハンセン
ケンブリッジ大学で考古学と人類学を修学後、ロンドンのリーズ・スクール・オブ・フード・アンド・
ワインで料理とワインを学ぶ。イギリス各地の有名レストランで経験を積み、ロンドン大学のSOAS 食研究センターで修士号を取得。食やレストラン関係の本を手がけるなか、北欧の食文化とレシピを紹介 したシリーズ本『おいしい北欧(Scandilicious)』は高い評価を得ている。女性がもっとウイスキーやスピリッツをたしなむようにという活動「スピリティッド・ウイメン」の共同オーガナイザーでもある。近年、イギリスのテレビやメディアにも多数出演するなど、マルチに活躍。
Twitter:@SigneSJohansen
Instagram:signesjohansen