更新日: 2019/11/28
明日の金曜日は、家族や友だちと集まり、家でおいしい料理やお菓子を食べながら「まったり過ごす金曜日」を楽しんでみませんか?『HYGGE 北欧が教えてくれた、「ヒュッゲ」な暮らしの秘密』からヒュッゲなレシピをご紹介します。
文:シグナ・ヨハンセン レシピ監修:土井裕子
まるズッキーニはオーブン料理の器にぴったり。冷蔵庫のあまりものだって、つめて焼くだけで見た目にもおいしいひと品に。器まで食べられるのも魅力的。
<材料> 4人分
まるズッキーニ(手のひらサイズ)…4個
玉ねぎ(みじん切り)…1/2個分
にんにく(みじん切り)…2かけ分
オリーブオイル…大さじ1
ミックスシュレッドチーズ、塩、黒こしょう…各適量
ソース
もち麦…50g
生クリーム…150㎖
ミックスシュレッドチーズ…100g
セージの葉(生 / 刻んだもの)…適量
塩、黒こしょう…各適量
ハーブ類…好みで
<つくり方>
【1】オーブンは180℃に予熱しておく。ズッキーニはへたから2~3㎝くらいの部分を切り落とし、スプーンで種をとりのぞく。切ったへたの部分は、ふたにするのでとっておく。
【2】フライパンにオリーブオイルをひいて弱火で熱し、玉ねぎをしんなり半透明になるまで3~5分炒める。
【3】にんにくを加えてさらに30~60秒炒める。
【4】ソースをつくる。もち麦はたっぷりの湯で約15分ゆでてざるにあげ、水でぬめりを洗い流す。鍋に生クリーム、ミックスシュレッドチーズをいれ、混ぜながら煮てチーズがとけたら、もち麦とセージを加えてひと混ぜし、塩、黒こしょうで味を調える。
【5】1のズッキーニのなかに3 、4の順にスプーンで押しながら、上までつめる。
【6】ミックスシュレッドチーズ、塩、黒こしょうを順にふる。まだズッキーニのへたでふたをしない。
【7】オーブンシートを敷いた天板にのせ、オーブンでズッキーニがやわらかくなり、こげ目がつくまで180℃で40~50分焼く。焼き時間が残り約20分になったら、天板の脇にズッキーニのへたをのせて一緒に焼く。
【8】オーブンからとりだし、へたをズッキーニにのせ、ふたをして器に盛り、好みでハーブなどをそえる。
*memo*
○もち麦のかわりに、ひよこ豆やレンズ豆を使っても。
○生クリームをもっと多くいれるとクリーミーなグラタンに。
○チーズは、チェダーチーズ、パルメザンチーズ、ヤ ールスバーグチーズ、グリュイエールチーズでもOK。好みで数種をミックスしても。
○4で煮つまりすぎたら、湯かチキンストック、生クリーム(すべて分量外)を加えてゆるめます。
○オーブンから一度とりだし、チーズをさらに適量ふりかけ、220℃ぐらいのオーブンで数分焼けば、さらにチーズ感がアップします。
○とりのぞいたズッキーニの種を洗って乾かし、オーブンでローストして、好みのスパイスソルトまたは砂糖をまぶせば、ちょっとしたスナックに。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『HYGGE 北欧が教えてくれた、「ヒュッゲ」な暮らしの秘密』
シグナ・ヨハンセン著
世界的な人気となっている北欧の人々の生き方、「Hygge(ヒュッゲ)」。本当に豊かで満たされた暮らしとはなにか、「ヒュッゲ」な生き方をノルウェー出身の著者が紹介。北欧のスイーツや料理を手軽に楽しめるレシピも多数掲載。イギリスで人気の一冊。
シグナ・ヨハンセン
ケンブリッジ大学で考古学と人類学を修学後、ロンドンのリーズ・スクール・オブ・フード・アンド・
ワインで料理とワインを学ぶ。イギリス各地の有名レストランで経験を積み、ロンドン大学のSOAS 食研究センターで修士号を取得。食やレストラン関係の本を手がけるなか、北欧の食文化とレシピを紹介 したシリーズ本『おいしい北欧(Scandilicious)』は高い評価を得ている。女性がもっとウイスキーやスピリッツをたしなむようにという活動「スピリティッド・ウイメン」の共同オーガナイザーでもある。近年、イギリスのテレビやメディアにも多数出演するなど、マルチに活躍。
Twitter:@SigneSJohansen
Instagram:@signesjohansen