更新日: 2023/11/08
おりがみ作家カミキィさんの新刊の発売を記念して、2年ぶりに開催されたつくりら主催のオンラインイベント「みんなで折ろう!カミキィのおりがみオンラインワークショップ」。初日は「うさぎとふくろうのハロウィンアレンジ」、2日目「メッセージアニマル」の楽しい模様をお伝えします。
作品制作:カミキィ、取材・文:上野洋子、写真・文:つくりら編集部
YouTubeやインスタグラムでも大人気のおりがみ作家カミキィさんのオンラインワークショップが2日間にわたって開催されました。
今回は4冊目の著書『カミキィの〈かわいい・楽しい〉どうぶつおりがみ』の出版に合わせて、テーマは「かわいいどうぶつ」たち! 参加者のみなさんとお話ししながら、おりがみを折った楽しい時間をレポートします。
初日は新刊で紹介している「うさぎ」と「ふくろう」。
1冊目の著書『カミキィの季節のおりがみ』の「とんがりぼうし」を「魔女の帽子」として頭にのせて、かわいくハロウィン仕様にアレンジします。
いよいよカミキィさんといっしょにおりがみ開始!
「はじめの半分折りはカドとカドをぴったり合わせましょう」
「折りすじつけは大切なので、あとでずれないように慎重に」
「だんだん紙が厚くなってくるので、爪の先でアイロンをかけるようにしっかり折って!」など、カミキィさんの丁寧な説明を聞きながら、ひと折りひと折り進めていきます。
「うさぎ」が着ているベストは、Youtubeでも紹介していないカミキィさん初公開作品!
ひととおり折り終えたところで、参加者さんのみなさんからの質問タイム。
折り方のご質問があり、「魔女の帽子」と「鼻パーツ」をもう一度レクチャーしていただきました。後日アーカイブ配信もあるので、またゆっくり見返していただくこともできます。
2日目は「メッセージアニマル」。どうぶつたちが両手でメッセージプレートを持ったかわいいおりがみ小物です。
日曜日のためかお子さんも多く、「カミキィさん、こんにちはー」のお声もありにぎやかな雰囲気に。静岡や仙台、福岡など全国各地からご参加いただけるのもオンラインワークショップならでは。
この日は、参加者のNちゃんとあさひやまさんがカミキィさんといっしょに進行しました。
新刊『カミキィの〈かわいい・楽しい〉どうぶつおりがみ』では「うさぎ」「いぬ」「さる」のメッセージアニマルを紹介していますが、今日はアレンジをほどこした「ねこ」「とら」「パンダ」「ねずみ」を教えてもらいます。
「ねずみはちょっと難しいかも」とのカミキィさんのご心配をよそに、みなさんスムーズに折れました!「できましたー」とみんなで作品を画面越しにふりふり。メッセージプレートに思い思いのメッセージを書いて、プレゼントに添えても素敵ですね。
折り方の締めには、カミキィさんからさらなる工夫のしかたのレクチャーが!
カミキィさんが手に持っている「くま」。折り方は「とら」と同じで、鼻パーツ(『カミキィの季節のおりがみ』p123の「口」)をつけたものなんだそうです。「ねこ」にも1日目に登場した鼻パーツがついていて、また別の表情に。紙の色柄を変えたり、パーツをつけたりするだけで、違うどうぶつや顔もつくれてしまうのですね。
初日、2日目とも、最後にみなさんからの質問タイムでなごやかなやりとり。
「一日にどれくらいおりがみをしますか?」
「カミキィさんはどんなお子さんでしたか?」
作品にかかわることや、カミキィさんご本人に皆さん興味津々です。
おりがみ作家のカミキィさんですが、一日中おりがみを折っているというわけではないそうで、むしろリースなどの色柄の組み合わせを考えたりするのに時間がかかるのだそうです。折り紙作家さんならではの意外なご苦労話などもお聞きすることができました。
そしていよいよお待ちかねの抽選タイムです。4名の方にカミキィさん特製のかわいいどうぶつリースをプレゼント!ご当選の方、おめでとうございます!カミキィさんの作品を手にとれるまたとない機会!うらやましいですね。
ワークショップにご参加いただいたみなさん、ごいっしょいただきありがとうございました。1時間があっという間に感じられる楽しい時間でした。
このあとは、カミキィさんの新刊『カミキィの〈かわいい・楽しい〉どうぶつおりがみ』の編集後記へ続きます。
カミキィ(Kamikey)
札幌在住のおりがみ作家。2015年よりYouTubeを開始。オリジナル作品のうち、動画にしているものは450点ほど。もとはあみぐるみなどのニット小物のハンドメイド作家として活動していたが、育児をきっかけにおりがみ創作にハマる。元ハンドメイド作家としてのセンスを生かしたおりがみ飾りの世界観づくりと、当初は「折り鶴」しか折ったことがなかったという経歴から初心者にもわかりやすい動画で人気に。かわいい作風と、作品を組み合わせた飾りの提案が女性を中心に支持を集めている。インスタグラムなどのSNSや雑誌で創作おりがみを発信中。著書に『カミキィの季節のおりがみ』、『カミキィの〈か和いい〉季節のおりがみ』『カミキィの〈気持ちが伝わる〉贈り物おりがみ』(以上、日本文芸社)がある。