これからの季節に、心踊る色とアイテムを。「花咲き誇る ハナサキホコル」 2020.4.1(wed)- 4.19(Sun) 静岡

写真協力:一栁綾乃  文:つくりら編集部

一栁綾乃さんの水彩画に出会ったのは一年前だったでしょうか。インスタグラムに定期的にあがる植物画は、まさに心を洗われるといった表現がぴったりで、タイムラインで見つけるたびにしばし手をとめて眺めるほどでした。


▲作品展「花咲き誇る ハナサキホコル」のDMに使用された絵。春の訪れをイメージした作品で、春から初夏にかけて日本にやってくる渡り鳥、キビタキを中央に描いている。原画のサイズはA4。

絵描き、そしてデザイナーとして活躍している一栁さんは、自然をモチーフにした絵画作品を制作し、絵画をベースにオリジナルのテキスタイルやファッションアイテムも展開しています。

その一栁さんをメインアーティストに迎えた作品展「花咲き誇る ハナサキホコル」が、静岡県藤枝市の「ギャラリー hygge」で4月1日より開催されています。

「展示会のタイトルに合わせて、絵画をはじめ テキスタイル、ノート、日傘、ヘアバンド、ハンカチなど、春らしい作品をたくさん用意しました。会場で、華やぐ季節を楽しんでいただけたら嬉しいです。絵画作品は原画なのでもちろんなのですが、そのほかの商品も現品限りの一点ものばかりです。ぜひお気に入りを見つけてください」(一栁さん)

こちらのハンカチは、一栁さんがデザインしたテキスタイルブランド「yui(ユイ)」の生地を使ったもの。「yui」は、結(ユイ)と小さな町の名前「ユイ」の2つの意味を重ねたそう。季節の変化を受けとめながら、暮らしの中で感じたインスピレーションを布に落とし込んでいます。

一栁さんの絵をあしらった生地で制作された日傘。東京の職人さんに手作業で丁寧に仕立ててもらっているそうで、一栁作品の代表アイテムのひとつ。

頭にフィットしてシルエットもキレイなバンダナ。仕立ては京都の帽子屋 evo-see さんです。帽子屋さんのつくったヘアバンドは、長時間着けていても頭が痛くならないそう。

「いろいろと不安な時期で、なかなか声を大にして『ぜひ来てください!』とは言い辛い状況ですが・・・。 広々とした公園の横にあるギャラリーは きっと気分を晴れやかにしてくれるはず。来られる際はマスクをして、手洗いうがいを。しっかり対策した上で、穏やかに展示を楽しんでいただけたらと思います。ちなみに窓があるギャラリーさんなので、換気もしっかりしてくださるそうです」(一栁さん)

各地で外出自粛が続き、鬱々とした思いで日々を過ごしている方も多いことでしょう。こんなときこそ、美しいものが心の支えになってくれると信じたいものです。

「花咲き誇る ハナサキホコル」
会期:2020.4.1(Wed)- 4.19(Sun) 11:00-16:00  (会期中 4/6.7.13.14お休み)
会場:ギャラリー hygge @hygge.rengeji
〒426-0014 静岡県藤枝市若王子1-481-1
蓮華寺池公園内 郷土博物館近く ASUHA 2F

一栁綾乃さんのインスタグラム:@ayanoichiyanagi

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