フラワーノリタケさんの「球根カーニバル」|つくりら主催ワークショップレポート(前編1)

フラワーノリタケさんの「球根カーニバル」|つくりら主催ワークショップレポート(前編1)

つくりら主催のワークショップ、2020年の幕開けは『Flower Noritake フラワーノリタケの花々』の著者、フラワーノリタケさんから始まりました。いち早く春の花が並んだ会場は、東京・下北沢のライフスタイルショップ、「fog(フォグ)」さんの2階。午前は「球根カーニバル」、午後は「ガラスボトルの球根夫人」と行われたワンデイワークショップの模様をレポートします。

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撮影:奥 陽子  取材・文:つくりら編集部  協力:foglinenwork

ノリタケさんの著書『Flower Noritake フラワーノリタケの花々』にも掲載されている「球根カーニバル」は、春の花々の間から球根が顔を出す賑やかなリース。球根が大好きだというノリタケさんに「ぜひ、ワークショップでも球根を!」とお願いし、ついに実現することになったのが、今回のワークショップです。

 

可愛らしい球根があちこちに

朝9時。会場のカウンターには、午後のワークショップ「ガラスボトルの球根夫人」で使うガラスボトルがずらり。

こちらは原種のチューリップです。白い花びらに卵の黄身のような黄色がほんのり。楚々とした佇まいがたまりません。

壁にはノリタケさんの著書『Flower Noritake フラワーノリタケの花々』をディスプレイ。おかげさまで息長く版を重ね、台湾版に続き、中国版も出版されるほどに。

毎回、名古屋から駆けつけてくれるフラワーノリタケの則武潤二さん、そしてスタッフの横山さん。息の合ったリズムでさくさくと花材を振り分けていきます。

ミモザは床に広げて仕分けします。

ミモザと球根はじかにテーブルに置いていきます。

少しずつ根をのばした小さな球根からは、懸命に生きようとする植物の力が伝わってくるようです。

花材がすべてテーブルに整いました。今回もボリューム満点です!

 

土台づくりはミモザ、アジサイ、テマリソウ

ワークショップが始まりました!

リースの土台は吸水性スポンジ。「まずはミモザから。ある程度短くカットしてから挿します。リースの内側、外側両方に。先端の可愛いところは上のほうに。挿すときはミモザの茎の切り口が見えないようにするのがポイント」。ノリタケさんは慣れた手つきで手早くミモザを挿しながら、ポイントを説明していきます。

みなさん、デモンストレーションテーブルに近寄って、ノリタケさんのアレンジを真剣に見つめます。

次に挿すのはグリーンのアジサイとテマリソウ。どちらもすごいインパクトです。

大きなアジサイは小分けしてミモザの間に挿していきます。「かためて入れるときもなるべく高低差をつけて」とノリタケさん。

 

花々の美しい色彩にホロリ

土台ができたら、花々を挿していきます。絞りの着物のような模様をつけたスイートピーやきゅっとしたラナンキュラス。自然が見せてくれる色彩のグラデーションに思わず酔いしれます。

ユーカリの大きな葉は吸水性スポンジを覆うように下のほうに挿し、ガーベラ、ラナンキュラスなど顔の大きな花を加えていきます。

すくっとそびえているのはスカビオサ。クリスマスローズやツインキャンドル、スイートピーもおしゃべりをするかのように顔を伸ばしています。「四方から見たときに吸水性スポンジが見えないように」

ノリタケさん見本の完成。ひと際、首を伸ばしているのはコアニーです。「自分のリースにはガマズミが入っていません。みなさんの花材には入っていますので、入れてくださいね」

球根はワイヤーをU字形にして土台に固定します。「リースで楽しんだら土に埋めて。生花が終わったら花材を少し足して。ドライになったら吊るして飾れます」

参加者のみなさんの様子は前編2に続きます。果たしてどんな作品ができ上がったのでしょうか。ぜひ引き続きお楽しみください!

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