更新日: 2019/11/05
撮影:トキイロ(近藤義展) 文:つくりら編集部
つくりらで「植物と人をつなぐもの」を連載中のトキイロさんの作品展が、11月6日から東京・馬喰町のギャラリー「組む 東京」で始まります。
組む東京での作品展が始まったのは2015年。以来、毎年、ここでの個展が翌年の活動の在り方を表現する場となり、そのテーマを軸に新しい一年を歩むようになっているそう。
2019年の展示会のテーマは、光と愛。「光、影なくして知れず。愛、植物 (キミ)なくして知れず」です。
「光は、生命の存続には絶対的必要不可欠であるけれど目には見えません、何かにあたったり反射したりすることで存在を認識します。愛も同じで、充満されているはずなのに、対象のものや人がないと認識できない存在です。
昨年までの展示では、見えない物の存在に目を向けてみましょう、もしかしたらすごく大事なことかもしれない。その見えない物を体験してください、という流れだったのですが、今回は、“見えないものは重要だ”ということを明確にしたうえで、それは一体なんなのか、それを認識するか否かで大きく世界の見え方が変わるんじゃないか? という提案とテーマを含んでいます」
「光」をテーマに、組む東京の地下フロア、メインの1階、2階、屋上と、すべての空間を使って表現するそう。見どころを尋ねると、やはり「光」という言葉が返ってきました。
「地球上のすべての生命の源である光は、実際には目に見えない波で太陽から地球に届いています。存在が大事であることは認識されているけれど、見えないことは認識されていないのではないでしょうか? 見えてないからこそ、何かに反射させると色を感じ、遮られると影が見える。そこが愛もまた同じだと思うんです」
光は色々な波長から成っています。人間関係を表すときも「波長が合う」と、「波」という言葉を使いますよね、とトキイロさん。見えない光と愛を、多肉植物に映し出し、その大切さを自分自身に問いかける機会になりそうです。
「光、影なくして知れず。愛、植物 (キミ)なくして知れず」
期間:2019.11.6(Wed)- 11.10(Sun)
開催時間:12:30-19:00 *8日(金)は21:00までオープン。
場所:組む東京
東京都千代田区東神田 1-13-16
問い合わせ先:03-5825-4233
ホームページ:http://www.kumu-tokyo.jp
インスタグラム:@kumutokyo
8日の夜には、近藤義展(TOKIIRO) さんと、組む東京の小沼訓子さんとのトークセッションも開催。