更新日: 2019/06/07
著書掲載作品撮影:横田裕美子(STUDIO BAN BAN) 文:つくりら編集部
ホワイトワークとは、白い無地の生地に白い糸で刺していく刺繍のことで「白糸刺繍」とも呼ばれています。ドイツ発祥の「シュバルム」、ノルウェー発祥の「ハーダンガー」、布の一部を引き抜きながら模様をつくる「ドロンワーク」など、白一色といえども、その手法はさまざま。刺繍愛好家なら一度はやってみたい、繊細で美しい刺繍なのです。
▲著書掲載作品。刺繍枠をそのままフレームにした壁飾り。使用したホワイトワークはシュバルムとアジュール、フリーステッチ。
その繊細さから「上級者向け」と思われがちなホワイトワークですが、なんとこのたび、初心者でもスムーズに習得できるよう、わかりやすく解説した一冊の本『はじめての白糸刺繡 ホワイトワークでつむぐ くらしの小物』が発売されます。作品と解説を手がけたのは、白糸刺繍教室「白い針仕事」を主宰する刺繍作家、中野聖子さん。この出版を記念して、6月10日から1か月間、東京・代官山の蔦屋書店でフェアが開催されることになりました。
▲著書掲載作品。ストローハットのリボンにはハーダンガーの刺繍を施して。リボンの端にはハーダンガー特有の階段状の模様でアクセントを。
「ホワイトワークを新しいカタチで表現することは、私がずっとやりたかった事。そしてまさにそんな一冊が完成しました!小さな一冊の中に、こんなに詰めちゃうの?っていうくらい内容は盛りだくさん。初心者から上級者まで、幅広い方が楽しめる一冊になったと思います。憧れのステキな場所でフェアを開催して頂けるなんてほんとに夢のようなお話です。どこよりも早く本が購入できますので、是非お越し頂けましたら嬉しいです!」(中野聖子さん)
▲著書掲載作品。ヒーダボーのボタンホールスカラップとオープンワークの模様をおそろいであしらったツールケースとピンクッション。
フェアでは書籍の先行発売に加え、掲載作品の展示や販売も。麦わら帽子やブラウス、アクセサリーにピンクッションなど、著書に登場した作品が購入できる、またとないチャンス。イニシャル入りのハンカチは、お好きなイニシャル1文字をオーダーできるという嬉しい企画もあるそう。
▲著書掲載作品。衿の縁にヒーダボーのボタンホールスカラップを施して。衿のボタニカル刺繍はフリーステッチ。
▲著書掲載作品。さまざまなフリーステッチを組み合せたアルファベット。
ホワイトワークに挑戦してみたい人にはキットもご用意。美しい壁飾りもキットとして会場にお目見えします。
▲著書掲載作品。シュバルムとアジュール、フリーステッチで仕上げた刺繍枠の壁飾り。白糸のなかのラメ糸がポイント。
そして嬉しいことに会期中に1日だけワークショップも開催されるそう。「ヒーダボーリング」と呼ばれるリングの縁かがりを主役にしたイヤリング&ピアスをつくります。
▲ワークショップでつくるイヤリング&ピアス。
イベント名:「ホワイトワークで彩る暮らし」
期間:2019.6.10(Mon) – 7.10(Wed)
場所:代官山 蔦屋書店 3号館1階 料理フロア
東京都渋谷区猿楽町16-15
開催時間:7:00~26:00
問い合わせ先:03-3770-2525(代官山 蔦屋書店 3号館1階 料理フロア)
「ヒーダボーリングで作るイヤリング&ピアス」ワークショップ概要 *事前予約が必要です
日時:2019.7.3(Wed) 10:00~12:00
場所:代官山 蔦屋書店 3号館1階 料理フロア
定員:8名
参加条件:イベント参加費 3,780円(税込/材料費込)を事前にお申込いいただいたお客様がご参加いただけます。
お申込み方法:
1.店頭 代官山 蔦屋書店 3号館1階 レジカウンター
2.オンラインストア https://store.tsite.jp/daikanyama/event/
3.お電話 03-3770-2525 (3号館1階 料理フロア)
(お申込み時に刺繍糸の色(白・黄・水色)と、イヤリングかピアスかをお選びください)
お持ちいただく物:筆記具、糸切りはさみ、先の丸い刺繍針(貸し出しあり)、メガネ。
笑う刺繡 中野聖子
刺繡作家。白糸刺繍教室「白い針仕事」主宰。ホワイトワークに魅せられ刺繡を始める。講師資格取得後、教室、作家活動を開始。現在は吉祥のアトリエを中心に、代官山、横浜などで教室を展開。企業カタログの装丁や手芸雑誌などへの寄稿も多数行う。
ホームページ: www.warau-embroidery.com
インスタグラム :@warau_embroider