カリグラフィーでクリスマス!(後編)|手書きのメニューやネームカードで盛り上がる、テーブルスタイリングのアイデア 講師:ヴェロニカ・ハリムさん(Veronica Halim Calligraphy)

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カリグラフィーでクリスマス!(後編)|手書きのメニューやネームカードで盛り上がる、テーブルスタイリングのアイデア 講師:ヴェロニカ・ハリムさん(Veronica Halim Calligraphy)

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インドネシア・ジャカルタ在住の人気カリグラファー、ヴェロニカ・ハリムさんのクリスマスに向けたスペシャルワークショップ、後編はテーブルスタイリングのお話です。空間スタイリングのお話は前編をご覧ください。

撮影:奥陽子  取材・文:つくりら編集部 協力:Studio Bouquet

この日のレッスン会場となったスタジオブーケさんは、フレンチスタイルのおしゃれな空間。

 

フォーカルポイントはキャンドル

大きな窓から陽光が降り注ぐ明るい室内、真ん中にしつらえたテーブルが、レッスン場であり、パーティーの席でもあります。テーブルの中央には高さ違いのキャンドルを配すると、ぐっとスペシャルな印象に。

 

銘々のグラスにカリグラフィーで名前を

パーティーでの “マイグラス”の演出方法はさまざまありますが、ここではもちろん、カリグラフィーで。生徒さんが会場に入る前に、ひとりひとりの名前をグラスに書いていきます。

こちらは木片を使ったネームプレートの提案。ホワイトインクでやさしい印象に。

パーティーの一大関心事、“本日のメニュー”です! スープ、アペタイザー、メイン、デザート、ドリンクとあらかじめ印刷されたメニュー用紙は、ヴェロニカさんがこの日のために作成したもの。こちらに本日のお料理名をカリグラフィーで書き込んでいくのもレッスンのひとつです。のちほど運ばれてくるお料理を想像しながら練習していきます。

こちらは、同じメニューをブラックインクとゴールドインクで書いたもの。「色を決めるときには実際に書いてみて、しっくりきたほうを選びます。並べてみると、ブラックインクのほうがはっきりと際立って見えたので、今回はブラックに」。こんなふうに2案つくってみると印象の違いが一目瞭然ですね。

ヴェロニカさんのメニューをお手本に練習する生徒さん。カリグラフィーの横にゴールドの絵の具でさっと線を描くだけで、ぐっとおしゃれ感がアップします。「大胆にかすれてしまってもそれがいい味になります」とヴェロニカさんのアドバイス。

 

ドレッシングボトルのラベルも

お料理に合わせて好きなだけつかえるように、テーブル上に置くドレッシングボトルのラベルも手づくり。オリーブオイル、バルサミコソースなど、ハンドメイドペーパー×カリグラフィーの特製ラベルです。

用意したラベルが長すぎたら、はさみでカット。臨機応変&フレキシブルな発想もパーティーの準備には大切。“偶然の産物”をもたらすことだってあります。

切りとった紙片は捨てずに、チェスト上のキャンドル脇に。「Studio Bouquet」と書かれたディスプレイカードとしてよみがえりました。

横に巻きつけたり、縦に貼ったり、自在に。プレートに飾ったメニューとも調和したテーブルアクセサリーのでき上がりです。

午後のレッスンに入る前に、お待ちかねのランチです。みんなで乾杯!

ランチ前に練習したメニュー表のお料理とご対面。特製クリスマスランチをつくってくれたのはお菓子教室bonbonbon!!を主宰している稲山由紀子さん。スープからデザートまでのフルコースをカジュアルなワンプレートスタイルに。

 

ウイッシュリストで願いごとを

ランチのあとはフローリスト星純子さんに教わるスワッグづくりが始まります。

スワッグとのコラボレーションとして、ヴェロニカさんが考えたのが、ウイッシュリスト。1、2、3、と番号順に、叶えたい願いごとを書いていきます。

 

スワッグができ上がったら、みなさん思い思いの場所にスタイリングしてしばし撮影タイムに。

レッスン最後のお楽しみは、クリスマスケーキ。稲山さんの特製ケーキに、ヴェロニカさんがスクロールを飾ります。

ゴールドインクでMerry Christmas と書かれたスクロールには、手書きの線や小さなボタニカルイラストを添えて。カッターやはさみでなくて、手でちぎっているのも手づくりの風合いを感じさせるひと工夫です。

お昼前から始まったワークショップは、これにてお開きに。名前つきキャンディケーンにグラス、ウイッシュリストにスワッグと、お持ち帰り品もいっぱい。もうすぐやってくるクリスマスは、カリグラフィーをつかって、これもできそう、あれもできそう・・・。インスピレーションのヒントをたくさんもらった密度の濃い一日でした!

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