更新日: 2021/10/15
刺繡作家、myuka+11さんの著書『オーガンジー刺繡を楽しむアクセサリーと小もの』からブナの葉をイメージしたイヤリングの紹介です。葉の形と葉脈を繊細なオーガンジー刺繡で表現。普段使いや、特別な日の華やかな演出にも。myuka+11さんの作品製作の動画もご覧いただけます。
文:myuka+11 撮影:辻本しんこ、田村朋子 文:つくりら編集部
ブナの葉をイメージしたイヤリング。葉っぱの周囲をワイヤーで型取り、固定して葉脈を刺繡し、ワイヤーを巻きかがります。細かい葉脈は小さな四角や三角をランダムに。
内側の左右に広がる葉脈はストレート・ステッチ、細かなうろこ状の葉脈はストレート・ステッチとボタンホール・ステッチの要領でランダムに刺繡します。葉っぱの輪郭部分とまん中の葉脈には針金を入れて巻きかがります。
でき上がり寸法 長さ6.5cm
<材料>
オーガンジー…白 適量
0.3㎜針金(ノンターニッシュシルバー/パーツクラブ)…適量
銀糸50番(銀の糸/フジックス)…各適量
イヤリングパーツ(PT-302715-R/パーツクラブ)… 1組
丸カン0.5×3.5㎜(EU-02449-R/パーツクラブ)…洋白 1個
つくり方の詳細は、本書掲載のLessonページをご参照ください。
プロセス動画をアップしましたので、ぜひご覧ください。myuka+11さんの手の動きを参考に、オーガンジー刺繡を楽しみましょう!
オーガンジー刺繡の作品をつくる際に必要な道具と基本の材料を紹介します。用途を確認して、お手持ちのもので代用してください。
a.オーガンジー
ポリエステル生地またはシルク生地を使用
b.銀糸
フジックス銀の糸30番、50番を使用
c.ワイヤー
パーツクラブのノンターニッシュシルバー0.25~0.4㎜を使用
d.針
フランス刺繡針10番を使用。細くて短いタイプでビーズも通りやすいe.刺繡枠
直径8~16㎝のものを使用
f.目打ち
金具を取りつける穴をあけるときなどに使用
g.糸切りばさみ
刺繡の際など細かな手縫いの部分は小さなはさみがあると便利
h.裁ちばさみ
オーガンジーを切るはさみ
i.ニッパー
ワイヤーやTピンなどをカットするときに使用
j.丸やっところ
先が丸くなっている。ワイヤーを丸めるときなどに使用
k.平やっところ
先が平たい。ワイヤーを整えるときなどに使用
l.ペン
図案を紙に写すときに使用
m.水で消えるペン
図案をオーガンジーに写すときに使用
n.水筆または筆
水で消えるペンを消すときに使用
o.手芸用接着剤
金具と作品をつけるときなどに使用
p.接着剤
ワイヤーとオーガンジーを貼りつけるときに使用、Gクリヤーがおすすめ
q.ほつれ止め液
刺繡したオーガンジーをカットする際に使用
r.マスキングテープ
図案や糸を固定するのに使用
s.つまようじ
針金に接着剤をつけるときや生地にほつれ止め液をつけるときに使用
フジックスさん運営の「ソーイング.com」さんにも、myuka+11さんのプロセス動画が公開されています。ぜひ、ご覧ください。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『オーガンジー刺繡を楽しむアクセサリーと小もの』
著者:myuka+11
オーガンジーに輪郭のワイヤーを貼りつけ、銀の糸で刺繡して切り取ってアクセサリーに仕立てます。ビーズなども使って、繊細に、ときに華やかに。
花や葉などの自然のモチーフを中心に、イヤリング、ピアス、ブローチのほか、ヘッドドレスやリングピローなどのウエディングアイテムもご紹介。記念日を演出する一点となりそうです。
もちろん、普段使いにもおすすめです。
ハンドメイドなのにこの繊細さが出せるのは、細番手の糸ならでは。太めのミシン糸ぐらいの細さです。
Lessonページでは、平面と立体の両パターンで詳しく作り方を解説していますので、初めての方にも作っていただけます。軽やかな仕上がりをお楽しみください。
myuka+11
本名:瀧祐奈。独学で刺繡を学び、2017年、myuka+11として活動をはじめる。インスタグラムで発信しながら、イベント出展や作品制作などを行っている。
インスタグラム @hareruya_tezukuriya