更新日: 2021/06/30
反物を使ってつくられる着物は、ほどくとまっすぐな布地に。簡単に縫い上げて、美しいシルエットになるよう、パタンナーの志水美香さんがリメイクアイデアを提案。『毎日着られる着物リメイク』から紹介します。
文:志水美香 撮影:ヨシダダイスケ 文:つくりら編集部
シンプルなBOXシルエットのワンピース。リボンで結ぶとぐっと女性らしくなります。中肉の着物がおすすめです。光沢のある正絹(しょうけん)であればフォーマルドレス、紬や木綿であればカジュアルなワンピースになります。ジャカード織りの着物を使用。
でき上がりサイズ:着丈116㎝(後ろ首のつけ根から)、バスト113㎝
<材料>
着物地
・左右身頃 各1枚
・袖 2枚
・衿 1枚
伸び止めテープ(薄地用・12㎜幅) 80㎝
接着芯(厚地用・2m5㎝× 25㎝) 1枚
つくり方の詳細は、本書掲載の[製図と裁ち方図]、[作り方順序]をご参照ください。
反物を使って作られる着物は、ほどくとまっすぐな布地に。 反物幅はほとんどのものが36㎝前後。ここでは着物の各部の名称と、ほどいた際の寸法の目安を記載します。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『毎日着られる着物リメイク』
著者:志水美香着物としてはもう着ないけれど、捨てるのはもったいない。
着物を何かに作り替えたい方へ、いろんなアイテムをご提案。
正絹の小紋や紬は、おしゃれ着に。洗濯できる木綿や麻、浴衣は、夏のおしゃれ着や普段着に。少しの用尺でできる、お弁当包みやマスク、エコバッグなどもご紹介しています。
眠っていた着物地が、毎日着られる服に大変身。あなたのリメイクソーイングにぜひ、お役立てください。
志水美香
文化服装学院 服飾専攻科 デザイン専攻卒業後、株式会社コムデギャルソンにパタンナーとして入社。その他のアパレル会社勤務を経て10 年で独立。屋号『晴ル屋』として、フリーランスのパタンナーを中心に活動するかたわら、オリジナル作品制作やオーダーメイドを手掛ける。オリジナルでは、天然素材の草木染めや、日本の布を使用し、心と身体に優しい手作りを心がけている。
インスタグラム @hareruya_tezukuriya
手作りネットショップ https://www.creema.jp/c/hareruya