アクセサリー, フランス, リュネビル刺繍, 伝統, 刺繍, 手芸, 道具
アクセサリー, フランス, リュネビル刺繍, 伝統, 刺繍, 手芸, 道具
更新日: 2021/05/10
オートクチュール刺しゅうは、パリ・コレクションに代表されるような有名なメゾンに愛されてきた伝統刺しゅうです。その美しさを支える代表的な技法が、フランスのリュネビル地方発祥とされるリュネビル刺しゅう。ビーズやスパンコールを用いた、立体的できらめく美しさが魅力です。『はじめてのオートクチュール刺繍』から、スパンコールの連続刺しの作品や必要な道具を紹介します。
刺しゅう:Shion 撮影:近藤伍壱(ROBINHOOD)、天野憲仁(日本文芸社) 文:つくりら編集部
スパンコールの連続刺しの技法を使います。小さくシンプルな図案ですがスパンコールをきれいに刺し埋めるためにはガイドラインに沿って外から内へと刺し進めます。
左右の羽に同じようにビーズとスパンコールを刺すのがポイントです。
▲上から Or, Argent
*推奨クロシェ #80
Or ゴールド
サイズ:2.2×2.5㎝
<刺しゅう材料>
特小シャーロットビーズ/ゴールド…約80個(T)
スパンコール/4mm平/メタリックペールゴールド…約30枚(P)
スパンコール/4mm亀甲/マットブロンズゴールド…約24枚(P)
フィラガン#308(エクリュ)
オーガンジー(白)
<その他の材料>
タイタック金具
レザー
両面接着シート
Argent シルバー
サイズ:2×3.5㎝
<刺しゅう材料>
特小シャーロットビーズ/シルバー…約90個(T)
スパンコール/4mm平/ソレイユシルバー…約42枚(P)
スパンコール/4mm平/メタリックスペースグレー…約24枚(P)
フィラガン#100(白)
オーガンジー(白)
<その他の材料>
タイタック金具
レザー
両面接着シート
LOOM BRODERIE 刺しゅう枠
リュネビル刺しゅうは両手を使うため、自立する刺しゅう枠が必要です。また裏面から刺しゅうをすることが多いので、枠ごと裏返して作品の表側を確認できるタイプを用意しましょう。
丸枠と角枠を用いる場合、オーガンジー生地にはさんだ跡が残ってしまうので、作品より大きな刺しゅう枠を使います。手軽なものから本格的なものまで、好みに合わせて用意してください。
丸枠に脚があるもので、サイズも価格もお手ごろなものがたくさんあります。丸枠のサイズにもよりますが、10~15cm 四方におさまる小さな作品に使用します。
机に固定するタイプや、土台の上に座ることで安定させるタイプなど様々。裏側が見えるよう、枠のとりつけ部分が回転するものを選びましょう。
コサージュや、生地を見せる小さなポーチなどのサイズまで対応できるものがメイン。生地をゴムと一緒に溝に埋めることで、短時間で生地を張ることができます。内枠がはずれるため、生地を表裏に返しながら刺しゅうをすることができます。
メティエ▲販売店:Apollon
職人が使う本格的な刺しゅう枠です。脚と枠は通常別売りです。
綿テープで刺しゅう生地を縫い留めるため、しっかり張ることができます。サイズにもよりますが、大きな作品や複数の作品をまとめて作るときにおすすめです。
レシピ記載の材料は以下の省略を使用しています。
販売店
(P)=小さな手芸屋さん
(A)=Apollon
(T)=TOHO
*販売店の詳細やそのほかの材料については本書のP.95「ショップリスト」をご参照ください。
*掲載している材料は廃盤などにより取り扱いがない場合もあります。
つくり方の詳細は、本書掲載の作品の図案をご参照ください。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『はじめてのオートクチュール刺繍』
制作協力:Yukari Iwashita、監修:Apollonオートクチュール刺しゅうは、パリ・コレクションに代表されるような有名なメゾンに愛されてきた伝統刺しゅうです。その美しさを支える代表的な技法がフランスのリュネビル地方発祥とされるリュネビル刺しゅう。ビーズやスパンコールを用いた、立体的できらめく美しさが魅力です。
オートクチュール刺しゅうのテクニックを、わかりやすいプロセス写真で解説します。ひとつひとつの動作や、テクニックの仕上がりイメージもわかりやすいでしょう。また、道具や材料を入手できるショップも紹介しています。
はじめの人にもトライしやすく普段のファッションに取り入れやすいアイテムを掲載。さらに、とびきり華やかで美しいヘッドドレスなどオートクチュール刺しゅうならではの魅力が伝わる作品もご紹介します。