更新日: 2021/04/28
パンチニードルは、ステッチ面とループ面の2つの表情をたのしめる刺繍です。図案通りにパンチニードルを刺していくだけでOK。むずかしいことは考えず、塗り絵感覚でトライできます。「laglag_(ラグラグ)」のサトウキミコさんの著書『パンチニードルのふわふわ、もこもこ、やさしいこもの』からのご紹介です。
文:laglag_ サトウキミコ 撮影:寺岡みゆき、天野憲仁(日本文芸社) 文:つくりら編集部
左はループ面、右はステッチ面が表側。ループ面だともこもこ、ステッチ面は刺しゅうの表情がたのしめます。
でき上がりサイズ 約縦6㎝×横3.5㎝
[左]
<使用糸>
DMCタペストリーウール
*糸が細めなので2本どりで刺しています。
・7780
・7284
[右]
<使用糸>
DMCタペストリーウール
*糸が細めなので2本どりで刺しています。
・7596
・7376
<材料(2点共通)>
刺しゅう枠12㎝
パンチニードル#14mini
ジャバクロス中目17㎝角
フェルト縦8㎝×横5.5㎝
布用接着剤
縫い針
手縫い糸
ブローチ金具
ステッチ面
ループ面
針を刺すほうが「ステッチ面」、裏返したほうが「ループ面」です。
刺しかたは同じですが、裏側の処理が異なります。ループ面は裏返したほうになるため、図案も反転しています。
つくり方の詳細は、本書掲載の作品の図案をご参照ください。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『パンチニードルのふわふわ、もこもこ、やさしいこもの』
著者:laglag_ サトウキミコパンチニードルなら、糸を通した専用の針を布に刺すと小さなループができ、もこもこした刺しゅうになります。図案を写したら、針を布に対して上下にどんどん刺して動かすだけ!目数を確認したり、細かい部分を気にしたり……などと難しい作業はありません!細かい作業が苦手な人でも、短時間でかわいい作品がつくれます。
本書では一般にも入手しやすくリーズナブルな針と、より使いやすく簡単に刺しゅうができる針の2種類を紹介。糸もメインで使用するのは1種類のみにしぼっています。ベーシックなテクニックだけでなく、アレンジワザも多彩に紹介しています。
どのアイテムも、テキスタイル風のデザインとシックな色の組み合わせが魅力。シンプルな大人の装いや、落ち着いたインテリアにもぴったりのものばかりです。
laglag_サトウキミコ
2014 年フックドラグ用の針を使い、作品づくりを開始。
2017 年オックスフォード社が販売しているパンチニードルと出会ったのをきっかけに、本格的にパンチニードルの作品制作に取り組む。2019 年アメリカのオックス
フォード社と販売契約を結び、オックスフォードパンチニードルの公式販売を開始。アメリカのバーモント州にて、オックスフォード社代表エイミーオックスフォード
氏に直接指導を受ける。現在、子どもから大人向けまでのさまざまなワークショップを毎月開催しながら、百貨店やイベントなどへの出展も行う。
laglag_ のwebサイト https://laglag.thebase.in/
https://laglag-needle.com