更新日: 2021/04/16
パタンナー志水美香さんの著書『毎日着られる着物リメイク』からポーチの紹介です。ちょっとしたお出かけやバッグインバングにも使える便利なアイテムです。
文:志水美香 撮影:ヨシダダイスケ 文:つくりら編集部
「着物としてはもう着ないけれど、捨てるのはもったいない……。」それなら、リメイクしてお気に入りに仕上げましょう!
表地は注染(ちゅうせん:型染めの技法の一種)の浴衣、裏地は縮緬(ちりめん)の小紋から。
茶道のお茶碗を包む仕覆をイメージしたデザインです。口ひもは組みひもを結んでアクセントに。表地は中肉の着物または浴衣、裏地は薄手の着物がおすすめです。
でき上がり寸法:直径約18cm×深さ12cm
<材料>
着物地(58㎝× 27㎝)…1枚
着物地 別地(58㎝× 27㎝)…1枚
キルト芯(薄地用3㎜・46㎝× 27㎝)…1枚
厚紙(12㎝× 12㎝)…1枚
組みひも(直径2㎜)…115㎝× 3本
ウッドビーズ(直径20㎜)…1個
刺し子糸 1m20㎝ … 2 本
手芸用ボンド
つくり方の詳細は、本書掲載の[裁ち方図(実物大型紙)]と[作り方順序]をご参照ください。
ご自分が着ていた着物。大切な思い出のある着物。アンティークやリサイクルショップで選ぶ着物……。そんな布達が蘇るのは、とても素敵なことと思います。まずは、色々と選べる中から 自分が「好き」と思うものを選んでみてください。
POINT 1:着物をほどいた四角い布から作ります
POINT 2:四角い布がベースだからまっすぐ縫いが基本です
POINT 3:シルエットにこだわった美パターンです
POINT 4:カジュアルにもフォーマルにも素材次第で
POINT 5:テスト生地で洗濯を。難しければ、クリーニングで
POINT 6:細かい柄の小紋や縞、色無地などは柄合わせ不要
Instagram:@tsukurira0714
着物としてはもう着ないけれど、捨てるのはもったいない。
着物を何かに作り替えたい方へ、いろんなアイテムをご提案。
正絹の小紋や紬は、おしゃれ着に。洗濯できる木綿や麻、浴衣は、夏のおしゃれ着や普段着に。少しの用尺でできる、お弁当包みやマスク、エコバッグなどもご紹介しています。
眠っていた着物地が、毎日着られる服に大変身。あなたのリメイクソーイングにぜひ、お役立てください。
志水美香
文化服装学院 服飾専攻科 デザイン専攻卒業後、株式会社コムデギャルソンにパタンナーとして入社。その他のアパレル会社勤務を経て10 年で独立。屋号『晴ル屋』として、フリーランスのパタンナーを中心に活動するかたわら、オリジナル作品制作やオーダーメイドを手掛ける。オリジナルでは、天然素材の草木染めや、日本の布を使用し、心と身体に優しい手作りを心がけている。
インスタグラム @hareruya_tezukuriya
手作りネットショップ https://www.creema.jp/c/hareruya