更新日: 2021/03/22
世界の伝統柄をドールサイズで楽しむ『世界の伝統柄を編むミニチュアニットコレクション』。それぞれの国や地域で受け継がれてきた手仕事の特徴をとらえた緻密なニット。編む物を満喫できます。
デザイン:河合真弓 撮影:momiji 文:つくりら編集部
伝統柄のビヤルボー(アザミのような花柄)を主役にしたセーター。スヌードはドールに着せるとケープ風にも。
ビンゲはスウェーデン・ハッランド地方に残る伝統的な編み物。
その昔、戦争や凶作で困窮する生活の副収入源として広まりました。赤、白、紺のトリコロールカラーを配色とし、スウェーデン語のビンド(binda = 結ぶ)に由来しているといわれています。
アザミのような花柄のビヤルボー、鳥のキジ柄、男の子&女の子柄などが代表的な模様です。
<材料>
糸
DARUMA スーパーウォッシュメリノ:ウール100%の中細糸。棒針の目安は2~3号。1玉50g。
セーター
・きなり(1)6g
・インディゴブルー(5)5g
・レッド(6)3g
スヌード
・インディゴブルー(5)2g
・生成り(1)1g
・レッド(6)1g
針
・4本棒針0号
・かぎ針3/0号
セーター
・スナップボタン(直径6㎜)4個
縫い糸
縫い針
つくり方の詳細は、本書掲載の編み図と編み方のポイントをご参照ください。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『世界の伝統柄を編む ミニチュア ニットコレクション』
編者:日本文芸社
本格的な伝統ニットを22センチのドールサイズで紹介。
第一線で活躍するニットデザイナーが制作したフェアアイル、アラン、アーガイル、ガーンジー、ノルディック、ロピー、カウチン、シェトランドレースなどなど。ヨーロッパを中心とした世界の伝統ニットをミニチュアながらどれも忠実に再現。
ビーズ編み針を使って、中細程度の毛糸で編んでいます。小さいのに精巧、小さいからかわいい。自分用に編むのはとうに諦めた方も、編んでも着る機会がないからという方も、編む楽しみが堪能できます。
もちろん、リカちゃんやブライスなどの22センチドールに着せても、オブジェにしても楽しめます。小ものなども含めて全23点掲載。