更新日: 2020/03/12
刺繡作家・森本繭香さんは、リアルな小動物の刺繍がとても印象的です。今にも動きだしそうな小さな動物たちを刺繡で表情豊かに描いていきます。今回ご紹介する作品は秋の森のイメージですが、この動物たちも桜の季節を待ちわびているでしょう。
文:森本繭香・つくりら編集部 撮影:山口 明・奥 陽子
子ブタやハリネズミ、野ねずみたちが、きのこの生える実りの秋の森でおのおのにくつろぐ様子をモチーフにしたサンプラー。ハリネズミは、ベースのこげ茶色をざっくり刺繡してから、針の部分をちくちく刺して仕上げます。
<材料>
布…リネン・黄色
糸…DMC25番刺繡糸
子ブタ:07, 310, 543, 3779, 3864
野ねずみ:07, 310, 754, 842
ハリネズミ:310, 842, 3033, 3781, 3865
きのこと葉っぱ:03, 07, 502, 842, 3051, 3778, 3781, 3865
<この作品で使用しているステッチの種類>
オルタネイティブ・ステム・ステッチ
ストレート・ステッチ
アウトライン・ステッチ
サテン・ステッチ
フレンチ・ノット
ロング・アンド・ショート・ステッチ
フィッシュボーン・ステッチ
お好きな動物や草花を刺繍して、写真のように額に入れてお部屋に飾っても素敵です。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『野の花と小さな動物の刺繡』
森本繭香著
草花やリス、ウサギ、小鳥などの小動物の刺繡の作品集です。違う色の糸を重ねて刺すことで、精緻な質感を再現します。今にも動き出しそうなかわいい動物たちと野の花を、ぜひ刺繍で楽しんでみてください。
森本繭香
北海道在住。海外の手芸用品を豊富に扱うWEB SHOP『cherin-cherin』を営みながら、手芸誌への作品提供を行う。フランスなど海外の出版物などにも精密な動物や草花の刺繡作品のレシピを提供し、連載も続けている。共著に『彩る 装う 花刺繍』(日本文芸社)、『アルファベット刺しゅう図案集』(主婦と生活社)、『羽ばたけ!鳥刺しゅう350』(アップルミンツ)がある。
http://chelin-chelin.shop-pro.jp/
インスタグラム:@ cherin_mayuka