更新日: 2020/01/04
珍奇植物と言われる、姿形に特徴があり、その生態も非常に個性的な植物たちがいま注目されています。
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』より、珍奇植物名人たちの育て方の一部をご紹介します。
文:土屋悟・つくりら編集部 撮影:シロクマフォート 土屋悟
観葉植物で見た目をよくするカフェや雑貨は昔からあるものの、それ以上の思いをもって珍奇植物を取り入れている、素敵なお店をご紹介します。
ECRU
エクリュ 福岡県中央区天神3-4-1 1F 電話: 092-791-6833
現在のおもな栽培植物/着生ラン
Instagram/@ecru_fukuoka
店頭のテントには厳冬期を除いて着生ランが吊され、風にそよぐ。東向きのロケーションで終日日が当たる環境ではないが、開花するまでに株は充実する。
初夏が訪れると咲くデンドロビウム・アフィラム。下垂する独特の株姿に、春らしいピンク色の花が咲く。この花が咲くと、福岡も日に日に暑くなりはじめる。
店内は基本的にスタンディング。オリジナル焙煎のコーヒーとと、オーナーの原田さんの趣味が前面に出たワインのラインナップにはファンも多い。
店頭のランの多くは、デンドロビウム属。「暑さ寒さに強く、冬に店内に取り込んだときの乾燥にもよく耐えて花を咲かせてくれるものが多いです。
本書は、地元で愛されるコーヒーとワインとランの店エクリュさんやヘアサロン、コロッケ屋など珍奇植物をうまく取り入れているお店も紹介している。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』
気難しい種も多い珍奇植物たち。珍奇植物名人たちの育て方を見たいと思っている人はたくさんいますが、現状栽培法に関しての情報は限られています。
本書は各分野の珍奇植物を育てている名人たちに取材し、どんな環境でどのようなコツをもって旨く育てているかを紹介し、解説していく実用書です。
また、用土、植木鉢などから、高配、育種にまで携わっている人たちの奮闘ぶりも紹介。本当に育てて行きたい人にとってのコツが満載、一歩踏み込んだ珍奇植物の世界をお楽しみください。