更新日: 2020/01/02
珍奇植物と言われる、姿形に特徴があり、その生態も非常に個性的な植物たちがいま注目されています。
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』より、珍奇植物名人たちの育て方の一部をご紹介します。
文:土屋悟・つくりら編集部 撮影:シロクマフォート 土屋悟
アームストロング恵さん
アームストロング・めぐみ 東京都港区在住
園芸・植物歴/7年
現在のおもな栽培植物/着生ラン、ビカクシダ
Instagram/@mgmillie
アームストロング家のリビング。大きな窓のある一角は、壁が直角ではないので角度に合わせて夫のアームストロング氏が作ってくれたもの。
恵さんが最も好きなカトレアの一つ、カトレア・セルヌアの大株。
リビングの隣の小部屋はランの栽培ルーム。通年エアコンの温度設定を冬は15℃を下回らないように、夏は26℃を上回らないように設定しているそう。
ファレノプシス リトルブルーバード。最初にランに触れるきっかけになったのがファレノプシス。今でもいくつもの種類を育てている。
栽培ルームの窓は西向き。「そのままだと光が強すぎるので、窓にはモザイク柄のビニールフィルムを貼ってランが強光にさらされないようにしています」
本書は、ベランダのない高層マンションの室内で一年中花を楽しむコツやランの種類も掲載されている。
Instagram:@tsukurira0714
【書誌情報】
『珍奇植物LIFE ビザールプランツと暮らすアイデア』
気難しい種も多い珍奇植物たち。珍奇植物名人たちの育て方を見たいと思っている人はたくさんいますが、現状栽培法に関しての情報は限られています。
本書は各分野の珍奇植物を育てている名人たちに取材し、どんな環境でどのようなコツをもって旨く育てているかを紹介し、解説していく実用書です。
また、用土、植木鉢などから、高配、育種にまで携わっている人たちの奮闘ぶりも紹介。本当に育てて行きたい人にとってのコツが満載、一歩踏み込んだ珍奇植物の世界をお楽しみください。