おしゃれマダムの習慣に学ぶ、シンプルで丁寧な暮らしの重ね方|Favorite things 第7話(後編)

麻衣さんが憧れる素敵マダム、sauriさんのお話の後編です。

撮影・文:村川麻衣

前編ではパリが大好きなsayuriさんのパリとの出逢いやパリでの過ごし方、好きな場所などについてお伝えしました。後編では、そんなsayuriさんの暮らし方についてお話したいと思います。

 

sayuriさんの朝

6:00 – 6:30 起床
ベッドの中で体操をしてから起き上がる
クラシックを流す
口の中をうがいして、コップ一杯のお水を飲む
洗面所の鏡に向かって「ハッピー、ラッキー、大好き!」と言う
髪の毛を整え、耳のマッサージ、20分間体操をする
裸になって体重計に乗る
窓を開けて、東に向かって手を合わせて、その日の日付と曜日、「今日も良き日をありがとうございます」と言う

朝食を食べる
自家製ヨーグルト、季節の果物、くるみとアーモンド、生姜をはちみつと黒酢につけたものを小さじ1、きな粉を入れたもの
トマトジュースを温めて飲む
コーヒーを入れる

日記を書く(体重、天気予報、前日の出来事)
部屋の掃除や洗濯、窓を開けて空気を通す

sayuriさんの朝を想像するだけで、素敵な一日の始まりが予感できます。

 

お部屋の一角

2か月に一度ほどディスプレイを変えるという寝室の一角。季節のお花を飾ったり、絵を変えたり。写真の絵はPlace de Furstenberg(フュルステンベルグ広場)の近くにあるアンティークショップ YVELINEのポストカードだそう。家にお邪魔させて頂く度、ここのディスプレイを見るのが私の楽しみの一つです。

 

 

ハートのコレクション

ちょっと意外だったけれど、ハートが好きで昔から集めているそう。ハートのモチーフの本、パリで買ったハートの貝殻、ハートオーナメント、ギリシャのハートお土産、AMOURと書かれたハートの入れもの、ハートのココナッツ。眺めているだけで、なんだか幸せな気分になれます。

 

欠かせないパリの調味料

DES POIVRES & DES EPIGESのスパイス。パッケージがまた素敵。

Le Beurre Bordier(ブールボルディエ)の海藻バターは、パンにはもちろん、じゃがバターにしても最高らしい。

ANGERS(アンジュ)のマルシェで買ったマダムスペシャリテのスパイスが入った塩は、万能で蒸し野菜によく合うそう。

 

お昼ご飯

sayuriさんの家へお邪魔するときは、だいたいいつもお昼ご飯をご馳走になります。野菜中心のシンプルな料理、美しいテーブル、お料理を引き立てる器たち。

いつかの食後のおやつ。タイルのようなお皿は日本の作家さんのものだそう。

トリコロールカラーがフランスを想わせる、パリの陶器メーカーAstier de Villatte(アスティエ・ド・ヴィラット)の器に、パリの老舗ANGELINA(アンジェリーナ)のモンブランがお似合いでした。

私もsayuriさんのように五感を刺激しながら、シンプルで丁寧な暮らしを積み重ねていきたいと思う2020年の始まりです。

おすすめコラム