更新日: 2019/09/25
前編では、ロンドンの好きな場所を紹介しました。後編は、イギリス西部の町、ブリストルのお話です。
撮影・文:村川麻衣
ブリストルはイギリス西部の町。ハーバーサイドから見える個性的なボートの数々やカラフルな色の家並み、世界最古のクリフトン吊り橋、ストリートアートで埋め尽くされたSTOKES CRORFTなど、街全体がアートのようで、歩いているだけで楽しい街です。
いつかこの街に住んで、友人たちが遊びに来たら最初に連れて行きたいと思っていたレストランがありました。ブリストルの中心部から車で30分ほどのところにあるThe Ethicurean Restaurantです。
▲The Ethicurean Restaurant http://www.theethicurean.com/
目の前の畑で採れた野菜やキノコを使った料理、牧草で飼育されたお肉などの食材から、イギリスの炭火を使う調理方法に至るまで、美しい一皿となるまでの過程も素晴らしいお店です。
シンプルな外観から、一歩中に入ると思わず「素敵〜!」とため息が出そうなかわいい店内。席からは広大なメンディップの丘を見渡せる景色まで最高な一軒です。
一面ブルーベルが咲く森は、The Ethicurean Restaurantへ行く途中にあります。妖精がいるんじゃないかと思うほど神秘的です。4月から5月に見頃を迎えます。
ブリストルのハーバーサイドには個性的な船やボートがたくさん停泊しています。ボートハウスに暮らしたり、別荘のように使ったり、水遊びを楽しんだりと用途も様々です。水色のボートにくすんだオレンジとアイボリーのストライプの帆、なんて絶妙な色使いなんでしょう!
こちらはお気に入りのボートハウス。たくさんの植物、床の柄、つい身を乗り出してキッチンの中まで覗きたくなるほど。あの小さなベッドに寝転んで揺られていたいものです。
散歩の途中に目が止まったピンクの家、窓際に飾られた古い陶器と植物、絵でも描きたくなるような気持ちになりました。こんな家で暮らしていたら私も画家になっていたかもしれません。
入った瞬間、「ここ好き!」と好きのアンテナが反応したこのカフェは、BedminsterというエリアにあるAlbatress Cafeです。キッチンでアボカドのトーストをつくっていた女の子の服装までかわいかった。
▲Albatross café https://www.instagram.com/albatrosscafebristol/
ローカルでおしゃれな人たちが集う、私のブリストル一押しのカフェです。
覆面芸術家のバンクシーの出身地でもあるブリストル。アート的な要素から、平和なハーバー沿いの風景はリゾート気分まで楽しめる魅力いっぱいの街です。
前編ではロンドンのお気に入りの場所を紹介しています。
村川麻衣
長崎県生まれ。紙ものなどを中心に扱うアンティークショップでの経験とお菓子やさんを運営する株式会社ネネンのクリエィティブディレクターとして広報・企画・ウェブディレクション・新ブランドの立ち上げ、ギャラリーのキュレーション等を手掛ける。2019年独立。現在は大阪を拠点に世界中を旅しながら、アンティークのバイイング、企画・ブランディング・コンサルティング・ディレクション・撮影などを行う。ROMANTIC LETTERSという屋号で“好き”をコレクション・販売している。
詩人「月森文(つきもりふみ)」としても活動中。
ホームページ:https://www.maimurakawa.com/
インスタグラム:@maii_mrkw