更新日: 2019/08/13
前編では、親子で楽しめる多肉植物、ということで、5つのアレンジを紹介しました。後編では実際のつくり方をお伝えします。
撮影・文:TOKIIRO (近藤義展)
夏休みに親子でつくれる簡単な寄せ植えを紹介します。同じ多肉植物の種類でも鉢の色が違うだけで雰囲気も変わります。ぜひつくってみてください。
まずは小葉のクラッスラ属ダシフィルムを小分けにします。この方法はセダム属の万年草を分けるときにも同じです。通常、園芸店で購入したときはこのようにポットに入っています。
ポットから上向きに土ごと取り出します。
根が張りすぎていると分けづらいので、土の下1/3を根ごとちぎります。
使う分を分けます。
鉢の大きさに合わせて使う量を決めてください。
グラプトべリア属の白牡丹(左)と、ダドレア属のグリーニー(右)を分けます。
グリーニーをポットから上に出します。苗を下向きにすると土が葉の間に入ってしまうのでいつも上向きで扱ってください。
白牡丹も同様にポットから出します。
土を少しほぐします。
寄せ植え用の鉢を2つ用意します。
底網を敷きます。
網が隠れる程度土を入れます。
ダシフィルム、グリーニーを頭をそろえるように束にしてゆきます。
白牡丹も合わせます。
そのままポットに入れます。
隙間に土を入れます。
さらに土をしっかり入れます。
仕上げに化粧砂を周りに入れて完成です。
完成。
同じくもう1つ、青いポットで寄せ植えをつくります。
完成です。
印象が違いますね。夏は夜の湿度と温度をしっかり下げるように管理してあげれば元気に夏を乗り切ってくれます。とにもかくにも夜が重要です。
夏の多肉植物生活楽しんでください!
TOKIIRO(トキイロ)
多肉植物に特化したアレンジを提案する近藤義展、近藤友美とのユニット。グリーンデザイン、ガーデンデザイン、ワークショップ開催など多岐にわたる活動の中から、空間(器)に生きるストーリー(アレンジ)を創作している。『ときめく多肉植物図鑑』(山と渓谷社)、『多肉植物生活のすすめ』(主婦と生活社)の著書のほか、監修本も多く、いずれも英語版、中国版、台湾版に翻訳され、グローバルに活躍の場を広げている。
ホームページ:http://www.tokiiro.com/
インスタグラム:@ateliertokiiro、@tokiiro_life、@pause_story_
Facebook:@AtelierTOKIIRO
ウェブショップ:www.tokiirowebshop.com
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