更新日: 2018/11/04
静岡市の焼き菓子店、「GATEAU MAMAN」は、晴代さんの大のお気に入り。前編では、美しい焼き菓子の数々をご紹介しました。後編は、オーナー海野瑞穂さんのセンスの良さとこだわりが感じられる、非日常的な空間のお話です。
撮影・文:中野晴代 撮影協力:GATEAU MAMAN
今年5月にオープンした「GATEAU MAMAN(ガトーママン)」の新店舗は、今までのお店よりもよりシックに、よりスタイリッシュになっています。
▲オープン前の店内。瑞穂さんとスタッフさんで淡々と準備が進められています。この外には長蛇の列!
モルタルのシンプルな外観の中に入ると、ひとつひとつ丁寧に梱包されたお菓子がテーブルの上にずらりと並んでいます。お菓子が並んでいる風景も計算されて設計されているのでしょう。お菓子と建物が一体となり、心地よい空間となっています。厳選されて置いてある小物ひとつとっても、瑞穂さんのこだわりが細部まで感じられます。
▲ずらりと並ぶ美しい焼き菓子。
▲焼き菓子を並べる瑞穂さん。
月に数回のオープンの際には、25〜30種類ものお菓子を、全て一人でつくっているそう!お子さんもいらっしゃるのに、本当にパワフルです!梱包などはスタッフさん達が想いを込めて包んでいるんだそう。
瑞穂さんのこだわりが随所に感じられる店内。天井から大きく吊るされているのはパンパスグラスのアレンジです。
こちらはお店の片隅のスペース。どこを切り取っても絵になります。
店舗の奥の部屋。これからイベントスペースとして活用していくようで、今からとても楽しみです。
光に透けて美しさが際立つ、MAISON DE TAM TAMの手刺繍のレースクロス。
今後の目標は?という問いには、「等身大のまま変わらず、自分らしく想いのこもったお店にしていきたい」とのこと。今後もパワフルな瑞穂さんから目が離せません。私のガトーママン愛が、少しでも伝わりましたら嬉しいです。
ぜひ実店舗で、この感動を味わっていただきたいです!
中野晴代
グラフィックデザイナーでフォトグラファー、住宅施工会社のマーケティング・ディレクターとマルチに活躍しながらも、家庭では二児の母。類いまれなおしゃれなセンスが高感度の女性たちの心をつかみ、インスタグラムでは6.7万人のフォロワーを持つ。
インスタグラム:@haruyonakano/
GATEAU MAMAN Bonbons sur la table (ガトーママン)
店主の海野瑞穂さんは20歳からフランス料理を学び、調理師免許を取得。静岡、東京のフランス料理の名店で修行を積み、2009年に自宅の一角に焼き菓子店をオープン。たちまち行列のできる人気店となるが、住宅地のため、一時休業。2018年に再オープンした新店舗はギャラリーのような空間で、日常の中の上質が楽しめる。
〒420-0871 静岡市葵区昭府2丁目24-5
ホームページ:https://www.gateaumaman.com/
インスタグラム:@mizuho_gateaumaman