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30min.creation 第12話(後編・最終回)言葉のオーナメント|wish list は「書き初め」のようなもの。1年後に見返すと、不思議なくらい叶っていてびっくりします。

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「毎日の生活の中でほんの少しの時間でできること」をテーマに綴ってきたameさんの「30min.creation」。いよいよ最終回です。

撮影&スタイリング、文:ame(amelabo)

最終回は、言葉のオーナメントの話です。自分の好きな言葉を小さなカードに丁寧に書きます。イメージとしては、書き初めのような感じで。書き方のヒントは、第4話のカードの書き方の回を参照してくださいね。

 

amelabo tips 01  なぜ好き?を思い返すのも、いい時間

好きな言葉には自分を励ましてくれたり、戒めてくれる効果があるような気がします。たとえそれ自体にそんな意味がなくても。私は、きらきら星の歌詞がなぜか大好きなのですが、実は理由は自分でもよくわかっていません。

小さな頃の思い出が関係しているのかな、とも思うし、大人になって改めて知る歌詞の良さに理由があるのかもしれないし・・・。そんな風に自分の「好き」の理由を思い返すのは、いい時間だなあと思っています。

 

amelabo creation 言葉のオーナメントをつくる

用意するものはオーナメントにしたい言葉、そして紙。紙は名刺サイズくらいの風合いの良い紙や、お気に入りの紙をカットしても良いと思います。薄く透けるものも素敵ですが、今回はちょっと厚手で小さめの紙がオススメ。

サインペン、カリグラフィーペン、万年筆、お好きな手法で言葉を書いていきましょう。no rule! 決まりは何もありません。お手本も。実際に手を動かして書いてみて、自分がイメージしたようにかけなかったな、と思ったら、カリグラフィーやペン字を学ぶことを来年の目標にするのも気づきの一つです。アルファベットのハンコを使うのもいいかもしれません。

シンプルな事務用のものだと無機質に仕上がるし、デザイン性のあるものを使うと印象的に仕上がります。下の写真のハンコは建築家、Frank Loyd Wrightがデザインしたもので、大学生の頃から大切に使っています。ちょっと大きいので、今回は最初の文字にだけ使ってみました。

紐は、繊細なオーナメントに仕上げたかったら、透明のテグス、細い糸がオススメ。紙の色が白ならば、糸も白が綺麗かもしれませんし、「赤い糸」というのはいつだってちょっと特別なもの!赤い糸を使うのもオススメです。ざっくりな感じならば、麻ヒモやロウビキの紐を使ってください。

ハトメパンチは、一つ穴パンチと、ハトメを留める二つの機能があるので、持っているととても便利です。一つ穴パンチ部分で穴をあけ、そこにハトメを挟んで押し込むだけで、特別感が出ますし、何よりも強度が増します。

言葉を両面に書いてもいいし、裏面には綺麗な紙を貼ったり、押し花を貼ってみたり、実ものを挟んでみたり。

 

amelabo tips02  3枚飾ると、上中下、大中小とバランスが取りやすい

飾る場所はそれぞれだと思いますが、窓辺やガラスのそばはやはりとても綺麗だし、自然な光が入らないところは、照明のそばに吊るすといつも影が楽しめます。

何枚かをリズムよく上下のバランスをとって吊るすのも素敵。わたしは、並べる時は2ではなく3、4でもなく3、と無意識に思っています。上中下、大中小とバランスが取りやすいのでしょうね。ぜひ試してみてください。

オーナメントにするカードは小さなものがオススメ。不思議なもので、あまりでかでかと飾るとかえって目に入らなくなるので、日常の片隅にそっと飾っておけたらいいなと思うのです。そして、それを自分の場所にそっと飾ってみてください。

 

amelabo tips03  wish listは書き初めのようなもの

お正月に書き初めをされる方はいらっしゃいますか。私はもう書き初めは小学校以来していないような気がします。その代わりに、といってはなんですが、wish listをつくっています。wish listについては第1回に綴っています。2018年のwish listを書いた方は、ぜひ見返してください。意外と叶っていてびっくりしませんか? 私は、まあまあ叶っていました!だめかなあ、と思って書いたものはやっぱりダメなのが毎年面白いのです。

願い事を12個つらつらと書くのではなく、来年の毎月毎月の自分を想像しながら先の予定を書くようにしています。

2019年のwish listはオーナメントにしようと思っています。ぶら下げておいて、叶ったら取り外してもいいし、お守りのようにぶら下げておいてもいいし。メモのようにただ貼るだけでは味気ないので、ちょっと洒落てふわふわくるくるさせてみたいと思います。

私の経験だと、全てが叶うわけじゃないので、ああやっぱりダメだったか、という気持ちを次に活かせるのもこのwish listの醍醐味かなあと思っています。だからよく考えれば、これは書き初めに近いのでしょうね。

私の連載も今回でおしまいです。このような機会をいただき、読んでいただいて、本当にありがとうございました。

毎日30分でできること。
お茶を入れるだけでもいいし、手紙を書くのもいいし、いつもより丁寧に写真を撮ったり、手を動かして絵を描いてみたり、贈り物にアレンジを加えたり、好きな香りを楽しんだり。自分の五感を喜ばせるようなことを続けるきっかけになれたら嬉しいです。

いつかどこかでまたお会いできますように!
健やかな2019年をお迎えください。

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