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30 min. creation 第8話(後編)絵を描く|まっさらな気持ちで線に写し取る時間は瞑想のよう。心地よい達成感と小さな幸福感が味わえます。

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前編では、ameさん流の絵を描くコツについてお話しました。後編では、さらに描くのが楽しくなる秘訣をご紹介します。ameさんの旅の絵日記も公開!

撮影&スタイリング、文:ame(amelabo)

小さなスケッチブックとサインペンがおすすめ

絵を描くのにおすすめの画材は、小さめのスケッチブック、もしくはクロッキー帳。ペンは0.5mmくらいの少し細めのサインペンが私は好きです。

でもわざわざ買わずに、まずは身近にある紙とペンで十分だと思います。もちろん、第1話からお話ししているノートを活用するのもおすすめ!

 

amelabo tips 01 素敵なパッケージから描いてみる

あまり絵を描くのが得意ではない人は、まず素敵なパッケージの化粧品やお茶を描いてみましょう。もともとが素敵なんだから、間違いなく素敵に仕上がるので安心です。このロゴがたまらなく好き!と思っている商品があるならそれからぜひ。実際に自分で描いてみると、どこの部分がたまらなく好きなのかわかってくると思います。

 

amelabo tips 02 まっさらな気持ちで線に写し取る

大切なのは、想像して描かないこと。目の前にあるものを写し取る気持ちを優先してください。コップはこんな形、四角いものはこんな角がある、丸いものはただ丸い、と無意識のうちに頭の中にインプットされていることが意外と多いからです。そういう概念をぜーんぶ捨てて、目の前にあるものをまっさらな気持ちで線に写し取ってみましょう。

そうやって書き上げたら、精密な模写ではない、ちょっと歪んでいるけど、自分の好きが詰まった一枚ができ上がっていると思います。

私にとってはこの時間は瞑想のようなもの。自分の線がどこに行き着くのかわからないまま手を動かしていると、他のことを全く考えないのでしょうね。そして心地よい達成感と小さな幸福感を味わえる至福の時間です。

頂き物をしたときに、その嬉しさをこめていただいたものを絵にしてお礼状にすると喜ばれるのでおすすめです。送ってくださった方は、そのものの実物を知っているので、「上手く」書けている必要もないから大丈夫!(笑)

 

描いてよかった!としみじみ思う、旅の絵日記

もうひとつ続けているのが旅の絵日記。旅先でその日であったもの、思い出深いものを絵に残しています。

最近はパスポートサイズの小さなうすいメモ帳に決めていて、1旅行1冊。旅先で眠る前の時間にその日のことをささっと書けるのが理想的。でも時間がないときは絵に描くつもりで写真に記録して、文章だけ簡単に書き留めておいて、家に帰ってから描くこともあります。目安は、旅の荷物が片付け終わるまで。

あまり時間がかけられないから、書き殴ったような絵になることもあるし、もっと上手く書けたんじゃないかと残念に思うこともありますが、それでも時間を経て見返したときに、いつも本当に描いておいてよかった、と思うからずっと続けています。

旅の間、もしくは帰ってから数日の間に仕上げてしまうのがコツなんでしょうね。絵を描くことになれてきたらぜひお試しください。

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