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30 min. creation 第4話(後編)カードをつくりましょう|あなたが書いたカードは送った相手にかならず喜んでもらえます。

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前編では手紙についてお話しました。後編のテーマはカードです。ameさんならではのアイデアがつまったカードづくり、必見です!

 

撮影&スタイリング、文:ame(amelabo)

カードを手づくりしてみましょう。

用意するのは、ハガキ大の紙やカード、そして使い慣れたペンや道具たち。

文箱をつくっておいて、さっと出せるようにしておくと便利です(綺麗なお菓子の箱など、お気に入りを活用させられるのも嬉しいおまけ)。

そして、さあカードをつくるぞ!、と構えると、なかなか筆が進まないものです。私はそれでよくお手紙を出しそびれます(笑)。

便箋に書き出すと、長くなりすぎて書き損じが多くなったり、書くところが多いカードはちょうどいい分量で書けなくて、結局もう1枚書き足して封書になったり。さらには、あの人に送りたい、とっておきのポストカードは決まったお店にしか置いていなかったり・・・。

わたしが過去に出しそびれてしまった理由の多くはそんなこと。だから伝えたいことをそのままダイレクトに伝えられるカードを手軽につくれるといいなあと思っています。

親しい人から手書きのお手紙をもらうととっても嬉しいものです。
相手の声が聞こえるような気がしませんか?

自分の字はなかなか好きになれないけれど、手書きのお手紙をもらうととっても嬉しいですよね。だから、あなたが書いたカードは送った相手にかならず喜んでもらえます(笑)。あなたの字はあなたにしか書けないから。

ささっとカードを書くためにはいくつか準備が必要です。

 

amelabo tips01 贈る言葉をストックしておく

まず、カードに書く気の利いた言葉に出会ったら、こまめにメモするようにしておきます(さあ、いつもノートの出番です!)。

たとえば、お誕生日おめでとう!の言葉に添えるのも、いくつかバリエーションがあると気が利いています。

happy birthday with a lot of love.
(お誕生日おめでとう!ありったけの愛を込めて!)

happy birthday and a very happy year to you.
(お誕生日おめでとう。ますますよい一年を!)

「元気ですか?(how are you?)」も
how are you getting along?や、how have you been doingなど
いろいろな言い方があります。

街角でみかけたカードを真似てもいいし、映画や小説に出てきた言葉を書き留めてもおすすめ。これは日本語でもぜひやってみてください。同じことを表現するのでも、たくさんの言葉を持っていることは、自分自身の奥行きになっていくように感じます。

 

amelabo tips02  筆記体と活字体を組み合わせる

まずは何も考えないでカードと同じ大きさの紙に試し書きします。筆記体と活字体、2種類で書いて見て大体の感じをつかみます。

書いてみると、gettingの筆記体は流れがあって綺麗だなあと感じたので今回の主役に抜擢!

主役が決まったら筆記体と活字体を組み合わせて書いてみましょう。

gettingを筆記体にするなら、Howも筆記体にするとワードが交互になってバランスが取れます。筆記体の文字を大きめに書き、それに合わせて活字体を添えるイメージで。文字数とは関係なく全体の横幅をあわせるとぐっと素敵になります。

 

amelabo tips03 文字を書くスピードに緩急をつける

筆記体は速く、そして活字体は普段の倍くらいゆっくり書いてみてください。そうすることで、筆記体はイキイキとするし、両方のメリハリがついて素敵になります。下書きを何回かしたら、さあ本番!

文字は紙の真ん中にあったほうがバランスがいいので、中心線をひいておきます。自信がない場合は鉛筆で文字を簡単にかいておくといいですが、なぞってしまうと魅力が半減してしまうことがほとんどなので、あくまでも下書きは場所だけ、がオススメです。

伝えたいメッセージを英語で書いて、その横や裏にちょっとした近況と気持ちを伝えるメッセージを書いたらカードのでき上がり!

他のメッセージもぜひいろんなパターンで書いて見てください。

 

シンプルな言葉を素敵に見せるコツ

贈り物に添えるミニカードなら、もっとシンプルに、ただHELLOやhow are youだけでも。

オススメは、ほんの少し普段よりも字間をあけること。それだけでちょっと可愛らしく見えます。二つ折りにして、内側にメッセージを書けば世界にひとつだけのカードのでき上がり。

前編でお伝えした、画用紙に写真をプリントしたものをのし紙がわりにして、ラッピングしてこのカードを挟んで見ました。

 

ちょっぴりデザインした応用編も

応用編になりますが、わたしはこんなカードをつくっています。

書き込むところは3箇所だから、さらさらっとすぐにその人のためだけのカードがつくれてしまいます。

一度がんばってデザインをつくると、不思議なことに、あとはそれを見ながら同じものをつくるのは意外と簡単に描けるものです(その場合、お手本は残しておきましょう)。もちろんスキャナーで取り込んでおけば、なお便利です。

これは結婚お祝いに添えたカード。

こんなふうに自分の文字と仲良くなると、表現の幅もどんどん広がっていくように思います。

 

カリグラフィーでスペシャル感を

カリグラフィーを取り入れるとさらに特別感が増します。

正統派のカリグラフィーはルールがしっかりしていて、ハードルが高いですが、モダンカリグラフィーは自分の文字がしっかりしている人ほど自由に楽しめます。ペンで自分らしい文字が書けるようになったら、ぜひチャレンジしてみてください。

 

幸せの黄色い“封筒”

そして私はほとんどのお手紙は黄色の封筒、そして特別なときは赤い封筒で送っています。それは私に取ってこの2つがラッキーカラーだからです。

そうやって送り続けると、ポストを見たときに黄色い封筒があると、差出人を見ないでも私からの手紙だ、とわかるそうです。それもなんだかうれしいこと。

前編で書いた桜のカードは、お届け先で赤ちゃんと一緒に見られなかった今年の桜として楽しんでもらえたようで、送った私も嬉しくなりました。

お手紙は、送って送られて嬉しくて、手元にも残る思い出になる。
そのときにしか送れない言葉や気持ちをぜひお便りしてみてください。

お手紙についてのお話は、前編で詳しく書いています。ぜひこちらもご覧くださいね。

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