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花とアンティークと 第8回(前編)|いち早くお部屋を春の雰囲気に変えてくれる早春のおすすめ花材、チューリップのスタイリングアイデア

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名古屋で評判のフローリスト、フラワーノリタケの則武潤二さんと、アンティークと雑貨を扱うTisane infusionの則武有里さんとのコラボレーション・スタイリングです。第8回の前編は、チューリップ物語です。

フラワーアレンジ&スタイリング:則武潤二、則武有里 撮影・文:則武有里

立春も過ぎ、寒い冬日のなかにもちらほらと暖かい日が顔を出すようになりました。この時季、花屋で日に日に存在感を増しているのが、チューリップ。ということで、今回のお話は名付けて「チューリップ物語」!

 

しなやかな“首”が自慢のフレミングパロット

トップバッターは、こちら。

このチューリップはフレミングパロットと言います。鳥のようにしなやかな首の美しさを活かして曲線が自由自在。陶器よりガラスの器のほうがその自慢の茎が十分ご覧いただけます。

水を入れていますので暖かい部屋の場合は、夜には涼しい部屋に移動することをおすすめします。

舞台衣装さながらの奇抜さはお部屋の雰囲気をパッと変えてくれる力も持っていそうですね。とにかく他のどの花より存在感があり、一度見たら忘れられないお顔です。

鏡やドアなどのフレームの一部分を飾るだけで、華やかなお祝いの席やパーティー会場がぴったりの雰囲気に変身します。

実際に鏡に飾ってみました。どうでしょう、すごいインパクトだと思いませんか?

大きく立派な葉を利用して葉の集まる部分の裏側に小さなピック入れてチューリップに水を吸わせています。

 

おしゃべりな少女、清楚なホワイトバースター

こちらは清楚な白い色のホワイトバースター。口の部分は外側に綺麗にカールされています。スカートを膨らませたシルエットは、活発でとってもおしゃべりで活発な少女にも見えてきます。この明るい白色はテーブルセッティングではなんでも合わせられるのでおすすめです。

器は底の浅い陶製チュリーンを使用。お水を入れていますので小さなキャンドルを浮かせることもできますね。

 

紫ボトルに大集合!かしまし娘の交響曲

形違いの紫色の瓶にチューリップを飾ってみました。こちらは、ウィッティピクチャーとレディジェーンです。

同系色の花色だけでもチューリップの賑やかさは十分伝わってくるので、2、3種類でまとめるとお部屋にしっくり馴染みます。

アメリカから来たボトルは化粧瓶だったもの、年代はさほど古くないものですが紫色が珍しく、出会うと仕入れています。

撮影用に生の花で遊ばせてもらいましたが、お店では普段は横に寝かせドライフラワーを入れて楽しんだりしています。こちらのチューリップはレディジェーンです。

 

バレンタインにはチョコと一緒に

お気に入りのチューリップ一輪とチョコレート。お手紙を添えてテーブルの上にそっと置いてみてはいかがですか?

入れ物はトレーでも箱でも、なんでもいいと思います。ご紹介のトレーは日本の和菓子型なんです。縁取りは黒い漆で塗られ、このガラスの中に羊羹などを流し入れて使っているものなのだそう。

チョコレートもたくさんではなく、濃厚な一粒で十分。大切な愛のメッセージを添えれば、特別な物は他にいりませんよね!

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