BOOKS
暮らしの本
著者:マデリン・パケット/ジャスティン・ハマック
読んだ人:坂 裕治(つくりら編集部)
ある一定の年齢を超えると、ワインに接する機会がぐっと増える。
若いころはファミレスで100円ワイン。せいぜい結婚式の2次会でスパークリングワインを飲むだけだった。が、いつしか友だちのホームパーティのお呼ばれ飲みしたり、仕事の会食で嗜んだりすることに。
そうなると、ワインに無知なのはちょっと残念。“ワイン適齢期”になった私たちには、それなりの知識が必要なのだ。せっかく学ぶならしっかりした本で。
「赤と白。どっちがいい?」そんな大雑把な1択じゃなく、この本では9つにワインが分類されている。「料理に合わせたいよね。」ふむふむ。牛肉なんかの赤肉には、フルボディの赤か。あ、それ自分も感じてたっス。逆に魚介類はおもに白。じゃあ、アボカドに合うのは・・・?無知のまま飲んでも楽しめたけど、確信を持って「美味しい」といえるのって、なんだか誇らしい。
アロマも楽しみたい。かぎ取るテクニックを学ぶ。同じ名称のワインでも、産地の気候によって香りが異なるのか。ブルゴーニュ産のシャルドネはドライフルーツや花梨のようなアロマ。「じゃあ、今度はカリフォルニア産はどう?」
乾杯の後、みんなとワイワイ飲みながら読めるこの本は、ワインシーンとの相性も抜群なのだ。
ワインの基礎知識からテイスティングの方法、香り、味わい、特性の違いを徹底図解。米amazon1位(注)。世界19か国で刊行されたワインガイドブック。
(注)Wine Buying Guide 部門、2016/3/23調べ
書籍名:The WINE ワインを愛する人のスタンダード&テイスティングガイド
著者:マデリン・パケット/ジャスティン・ハマック
ページ数:224ページ
判型:B5変型判
発売日:2016年8月
定価:1,944円(税込)