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暮らしの本
著者:中野聖子
ヨーロッパで愛されてきた伝統の白糸刺繡「ホワイトワーク」で彩るくらし
白糸刺繡「ホワイトワーク」とはその名の通り、白い糸だけで生み出される美しい刺繡のこと。中世ヨーロッパから受け継がれ、北欧の宮廷にも広まり、上流階級の淑女の教養としても愛されるようになりました。
白い糸から生まれる繊細な陰影と表情は、別格の表情を生み出し、洗練された美しさに誰もが魅了されます。
本書で紹介するテクニックは、基本のものだけを凝縮。ヨーロッパ各地で生まれたシュバルム、ドロンワーク、ハーダンガー、ヒーダボー、アジュールを紹介します。それぞれの繊細な個性を楽しめ、はじめての人でもマスターできるよう、丁寧に、わかりやすく解説します。
小物のアレンジでは、いくつかの種類の刺繡を組み合わせることで基本テクニックだけでも本格的な仕上がりにできるよう、ひと工夫。どれも甘さひかえめ、シックでモダンなデザインばかり。パラソルやクージー、ロゼットやウォールデコレーションなど、今までにない新しいアイデアがたくさんつまっています。
憧れのホワイトワークの楽しみを本書でぜひ味わってください。